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担当副学長 ご挨拶

担当副学長 松田 恵示

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 このプロジェクトは,次世代の日本と世界を担うことができる人材を育成するために,学校教育の場でいかなる資質・能力を育成すべきかを調査・研究することがねらいです。そして,育成の実現のために,次世代に対応できる教育モデルの開発をめざし,モデルに依拠した実践を提案していくことになります。

 開発に際しては,日本の授業実践や授業研究を体系化・モデル化し,それをOECDを通じて国際的に発信していくことを目標にしています。特に,教科横断的なスキルや人間性(キャラクター)の育成について,アクティブ・ラーニングの観点から体系化していくことになります。また,新たに改訂される新学習指導要領を見据え,今後育成すべき資質・能力の視点から,教育目標・教育内容・教育方法について,教科の枠を超えた再構成・再構造化を図り,同じく,新たな授業体系と教育モデル・授業モデルを構築していきます。

 東京学芸大学では,第3期の中期目標中期計画の戦略を「次世代教育モデルの発信と拠点作り」としており,このプロジェクトの推進がまさに本学の中核として位置づけられております。そのため,戦略の達成に向けて,学部・大学院・附属学校の総力を挙げて取り組んでいく必要があります。そして,プロジェクトの諸成果は,教員養成教育,なかでも現代的教育課題の解決への有力な示唆を与えることにつながり,新たな教員養成カリキュラムの開発等とあいまって,本学の教育活動・研究活動・社会貢献活動を大きく改善することが期待されます。

 今後ともプロジェクトの成果を注視していただくとともに,ご指導,ご批判を頂きたく,よろしくお願い致します。