今月の学校図書館


2022/03/03

東京学芸大学附属竹早中学校メディアセンター

Tweet ThisSend to Facebook | by 中村(主担)
 先月の竹早小に続いて、今月は東京学芸大学附属竹早中学校メディアセンターをご紹介します。

 東京学芸大学竹早地区では、平成13年度より本格的に幼小中連携教育研究が行われています。敷地内にある小・中学校の校舎は繋がっており、メディアセンターは小学生と中学生が同じ空間を共有しています。このため蔵書数は2校分となり、小学生が中学校の小説を読んだり、中学生が探究学習で小学校の図鑑も活用したりと、個々の成長やニーズに合った柔軟な利用が可能となっています。一方で、空間の共有によって生じる課題も抱えている現状があります。
 メディアセンターが使えない授業での学習支援がどのようにおこなわれているか、空間の共有で生まれる子どもたちのつながりなど、中学校側からご報告します。




《メディアセンターが遠いので・・・》

 小中の校舎はつながっているものの、メディアセンターは小学校側の建物にあります。ですから中学生が通りがかりに来館することはできません。図書館や本が大好き!という生徒はそれでも昼休みになるとよく来てくれるのですが、そうでない生徒にいかにアプローチしていくかは常に悩むところです。
 メディアセンターの存在を感じてもらうために、昨年度から“生徒が必ず通る場所”に案内を設置することにしました。昇降口を上がってすぐ正面に、クラブ活動表彰のトロフィーなどが展示してあるのですが、その並びのガラスケースの一角をメディアセンター用に使わせてもらっています。
 腰までの低さで奥行きがあるので、文字情報をじっくり読むには不向きのガラスケース。新しく入った本や映像化小説、現在の特集などを、本の表紙や映画のチラシといったビジュアル中心に展示しています。
 登下校や教室移動で生徒はよく通る場所なので、時折足を止めてチェックしている人の姿を見かけます。また、下校指導の際などに先生方もご覧になるようで、先生からの反応をいただけることもあります。
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