今月の学校図書館


2016/04/13

東京学芸大学附属特別支援学校

Tweet ThisSend to Facebook | by 渡辺(主担)
 
 
                  7年目を迎えました>
 今年は早く咲いた桜の花も散り、新入生が入学して、新しい出会いが楽しみな季節です。
東京学芸大附属特別支援学校にも、いっぱいの期待と少し不安な気持ちを浮かべた新しい顔が仲間入しました

東久留米の川沿い、冬は富士山が見える校門を入ると、梅や桜の花、紫陽花、コスモス、大きな銀杏に紅葉と自然豊かな環境のすてきな学舎に、幼稚部、小学部、中学部、高等部の児童や生徒が通ってくる学校の小さな図書館をご紹介します。

●ミニ図書館ができた●
 20097月にマルチメディアDAISY研修と布絵本研修が本校であり、10月に熊本県立松橋養護学校(当時名称)司書、庄山美紀子氏の講演会が行われました。この講演会参加をした現在の司書の田沼が、語りの仲間と、同年12月と20101月に小学部でのおはなし会をおこなったことをきっかけに、司書未配置だった本校に20104月から、月に12日ほどの不定期な勤務ですが、学校図書館作りが始まりました。

 
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年の時間を経て、校内の教職員の方々と、大学の附属学校部、そしてほかの附属学校の司書の方々の力をたくさん借りて、小学部は第二学習室、中学部はランチルーム、高等部は生徒会室の中に、それぞれミニ図書館ができました。児童・生徒や教職員のリクエストを基に、毎年少しずつ図書資料が増え、マルチメディアDAISY、布絵本、絵本、大型絵本、紙芝居、行事関係資料、自立支援関係資料、料理や手芸の本などが揃えられ、書架の購入も徐々に進みました。



         ▲小学部図書館                          ▲中学部図書館

貸出システムは、司書が常駐ではないことと、記入などが必要ない方法ということで、ブラウン方式としました。手作りの貸出ボックスへのカードの出し入れだけの簡単な方法で、まずクラス単位の貸出から始まり、やがて「おうち貸出」として、保護者への家庭貸出も始まり、複数の保護者に活用されています。

少ない勤務日数で、毎月のそれぞれのミニ図書館のディスプレイや展示だけで、司書の仕事が終わってしまうことが多いのですが、児童・生徒とふれあう時間が増え、司書がいない日でも児童・生徒と先生方との本の時間が増えてきたと聞かされることが多くなってきています。

▲高等部図書館



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