小学5年生に「たくさんのふしぎポスター」を書いてもらうようになって、3年目になります。先行実践は神奈川県の私立関東学院小学校の司書教諭・徐奈美さんです。
ふだん、なかなか手にしない「たくさんのふしぎ」を読んでもらうこと、案内することを読書のねらいとし、一方で「奥付」を読み取って情報源として必要なことを書く、引用は「 」をつかって自分の言葉や意見と区別することを、情報リテラシーのねらいとしました。本校では、画用紙に書名や雑誌名、著者、出版社、出版年などを読んで記録し、その本のふしぎは何ですか?と主題を引用する欄を左に設け、右は言葉と絵を使って自由にポスターを描くことにしました。
たくさんのふしぎポスター原版2013.doc
はじめはこちらが『トイレのおかげ』 森枝雄司 写真・文、はら さんぺい 絵
福音館書店2007年(傑作集が出た年)、または1996年12月(月刊ででた年)を、読み聞かせなど入れながら紹介し、ポスターにこのようにまとめてみたとモデルをみせました。
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1.「たくさんのふしぎ」ってなに?
2.自分が読んで紹介したい「たくさんのふしぎ」を選ぼう!
本校は、広範囲から通学してくるので、一旦学校でいろいろ見てもらってから、
地元の公共図書館に行って、借りてくることを課題としました。
3.奥付を読んで、本の情報をまとめる。
4.その本の不思議はなんですか?(主題を引用文を使ってまとめる。)
5.イラストと文字、文章を使って、PRポスターを描く。
6.友だちの作品をみあって、コメントする。自分の作成過程をふりかえる。
7.おすすめの他の「たくさんのふしぎ」を読んでみる。
(東京学芸大学附属小金井小学校司書 中山美由紀)