東京学芸大学附属高等学校図書委員会「10代がえらぶ海外文学大賞」POP 展示中

2025-09-03 10:49 | by 岡田 |

 本校の図書委員会広報班が夏休み中に「10代がえらぶ海外文学大賞」https://www.10daikaigaibungaku.com/のPOPを作成し、9月1日の始業式に図書館カウンターまで早速届けてくれました。ノミネート作品が分かるや否や図書を7月に速攻で購入してPOPの作成に備えました。電子書籍で購入できるものは購入し、副本も用意して生徒が気に入った本を手に取りやすいように工夫もしました。夏休みに入ってすぐに出入りの書店に可能でしたら店内での展示をしてもらえたらと依頼もし返事を待っております。館内展示後すぐに図書委員以外の生徒達が手にとって、紹介されたノミネート図書が貸し出されたりと生徒同士の発信の力も感じたPOP展示となっています。

同じ本でも生徒の感性が変わると、まったく違うPOPになる事を目の当たりにできるのが、図書委員会活動の醍醐味です。

一方こちらはクリスタルのイメージと正義と悪の裏表の二重のイメージが一致したPOPとなって、書いてくれた図書委員同士もお互いに納得しあっていました。

実際に紙を焼いて切り貼りしたり、内容の深刻さを影として表現したりと手書ならではの工夫のあるPOPとなっています。

「動物が好き」とのことで生徒は本を選んでくれました。読んでみてイメージと違って驚いたり環境問題を考えたりと生徒からは「POPでの表現も楽しかったです」との感想もありました。今年度は海外文学の展示に力をいれてきましたが、生徒から「同じ高校生が主人公だとリアルで共感できる」「展示があるとどの本を読めばいいのか手に取りやすい」などカウンターでの意見も取り入れて選書ができたことが一番大きな収穫でした。ちなみに本校でノミネート作品の中で一番の人気の本は『闇に願いを』となっています。

                 (東京学芸大学附属高等学校 司書 岡田和美)


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