司書のおすすめ本コーナー

2025-07-10 16:31 | by 長友 |

図書館のドアから入ってすぐ、館内で行き場を失っていたパソコンラックを使って「司書のおすすめ本」の展示をしています。以前はカウンターの隣でコンビニのレジ横のようにひっそり展示していましたが、2冊から3冊置けるようになり、場所と広さの面で少し出世しました。

授業準備などで忙しくて更新する暇がない時は少し間が空きますが、だいたいひと月に一冊程度はポップをかいて入れ替えています。これも必ず守れるとは限らないので、更新は気まぐれとしています。

ここでは話題の新刊やベストセラーなど動きやすい本ではなく、司書自身が興味のあるジャンルやいいなと思った本を紹介しています。

上の写真は今月の三冊、『ことばハンター』(飯間浩明,ポプラ社,2019)『「2℃の違い」を知る絵本』(佐伯平二,青春出版社,2008)『オール・アメリカン・ボーイズ』(ジェイソン・レノルズ ブレンダン・カイリー,偕成社,2020)を紹介しているものです。

こちらは歴代のポップの一部です。理科系の本(4類)が1冊は入るようにしています。逆に、日本文学(913)は図書委員や実習生の展示のラインナップに入りがちなので、ここで紹介することはほとんどありません。

実はこの展示、個人的にいいなと思った本を宣伝する以外にもちょっとした目的があります。それは、図書委員や実習生たちにこの図書館の展示ってこんな感じで気楽に作っていいんだよ、という一種の指標を示すことです。焦らずのんびり、まったり更新していますが、展示が変わると気が付いて借りてくれる生徒もいるので、誰かのたまの楽しみにでもしてもらえていたらいいなと思っています。

(東京学芸大学附属小金井中学校 司書 長友春陽)


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