涼しくなる本
2025-09-09 13:07 | by 宮崎 |
まだまだ暑い日が続きますね。子どもも大人も疲れているそんなときは、せめて本で涼しさをお届けしたい。そんな気持ちで作っているのが、「涼しくなる本」コーナーです。
雪の結晶や、かき氷の本、北極や南極の本、冷たいデザートの作り方など見た目でひんやりするもの、そして背筋がぞくっとなるような怖い本を集めています。怖い絵本は、いつでも大人気なので、出しておくとどんどん借りられていきます。
よみきかせも、夏休み明けは、怖いおはなしということで、コーナーの本を紹介しつつ、
『こそだてゆうれい』(さねとう あきら/文 いのうえ ようすけ/画 教育画劇 1996)や、
『ふしぎなやどや』(薛 漁思/原作 はせがわせつこ/文 いのうえようすけ/絵 福音館書店 1990)などを高学年に読みました。
1年生には『コウテイペンギンのおやこ』(内山 晟/写真 文 ポプラ社 2001)などの写真絵本、2,3年生には
『こおりのせかい なんきょくへいこう』(ひさかたチャイルド 2024)を読みました。白夜、極夜、オーロラなど、子どもたちにとって知らない世界がきれいな写真で紹介されていて、とてもよろこばれました。少しはひんやりしてもらえたでしょうか。
ちなみに、寒い時期には「あったかくなる本」コーナーを作っています。
ふわふわ、ぬくぬくしたものや、ほかほかのお料理が出てくる本、心があったかくなるようないいお話などを並べると、あったかい幸せな気持ちになれます。
涼しくなったらすぐ下げたいコーナーなのですが、今年はなかなか下げられません。
いつもその時期にぴったりくる本を展示したいなと思っています。
(東京学芸大学附属竹早小学校 司書 宮崎伊豆美)