宇宙と地球に想いをはせて

2025-04-05 14:48 | by 渡辺 |

 4月の新学期を迎えました。館内では毎月国連の国際デーにちなんだ展示をおこなっています。4月もさまざまな国際デーがあるなかで、まずテーマに選んだのは、4月12日の「世界宇宙飛行の日 International Day of Human Space Flight」です。ちょうど先月JAXAの宇宙飛行士の大西卓哉さんが、スぺースXの宇宙船「クルードラゴン」で国際宇宙ステーションに出発したばかり。新聞記事もあわせて掲示しました。

 さらに今回は長めの筒を用いたNASAのロケットも作成。ちょっと先端が曲がってしまいましたが、ツッコミを入れてくる生徒とのやりとりがまた楽しいのです。さらに歴代の日本人宇宙飛行士名を記載したミニロケットも作成しました。すでに10人を超える人数に「宇宙で仕事をすることが、珍しいことではなくなってきたのだな」と感じます。

 そしてもう一つテーマに選んだ国際デーは、4月22日の「国際マザーアース・デー International Mother Earth Day」です。地球環境の悪化はもはや後回しにはできない課題となりました。人類の活動が地球環境に大きな影響を与えるようになった地質時代区分のことをいう「人新生(じんしんせい)」についての本も続々出版されています。

 新学期を迎えた今、宇宙に想いをはせつつ、地球の環境についても生徒たちとおしゃべりをしながら本を紹介したいです。
                (東京学芸大学附属国際中等教育学校 司書 渡邊 有理子)


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