『1人1台端末時代の学校図書館担当指導主事の仕事と知識』

2022-04-12 14:23 | by 宮崎(主担) |

 GIGAスクール構想で、小中学校にひとり1台端末が導入されて、約1年が経ちました。少しずつ、活用事例などが蓄積されてきているようです。今回、堀川照代先生が、役に立つ資料を紹介してくださいました。どうぞご活用ください。



 本書は、2021年度文部科学省委託事業報告書の一環として作成したものです。都道府県および市区町村の教育委員会の学校図書館担当指導主事の方々が、学校図書館現場の整備や活用の支援・指導にあたるための基礎知識と、実際にできることをまとめたものです。

 副題に「“学校図書館の整備”から“ICT担当者との協働”まで」とあるように、学校図書館の基本的な整備・運営から,GIGAスクール構想の進行により必要とされる学校図書館活用とICT活用の協働を強調したもので、「学校ができること」の章も設けてありますので、学校図書館担当の方々にもぜひ読んでいただければ幸いに存じます。

 これは委託事業の報告書として限定印刷したもので、そのPDF版を全国学校図書館協議会のHP上に公開してあります。この冊子は、文部科学省のご厚意により増刷され,全国の教育委員会へ2022年1月に配布されました。

 

 なお、これをもとに,現場の学校図書館担当者向けのものとして『どう使う? 学校図書館と1人1台端末 はじめの一歩』(全国学校図書館協議会 2022)を刊行したことを併せてご報告させていただきたく存じます。学校図書館活用×ICT活用の授業事例や、1人1台端末に対応した学校図書館をめざす3ステップ等についてまとめたものです。(
放送大学客員教授 堀川照代)


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