自分たちでできること

2012-09-11 18:01 | by 岡島(主担) |

高学年のよみきかせ  木を植えなさい

6年生 今年のクラスのテーマが「自分たちでできること」
子どもたちは、地域の安全マップを作ったり、被災地に対して自分たちでできることはないかいろいろ調べています。
小さな力があわさり、大きな力を生むことを願って、「もったいない」の言葉をひろめた環境と資源を守るワンガリ・マータイさんのお話をよみました。

『ワンガリ・マータイさんとケニアの木々』ドナ・ジョ-・ナポリ作 カディール・ネルソン絵

ワンガリ・マータイさんは幼いころにきいたアフリカの智恵を生かし、食べ物や仕事がなく相談にくる女の人に木や草を植えることをすすめました。


たとえば、果実の木、砂漠に適した木、薬のなる木、沢山の水を吸い上げ、川の水をきれいにする木など植えました。
自然とともに平和の生きる昔からの智恵、一本一本の木で国をかえ、ケニアのナイロビには、平和のグリーンベルトができました。

そのときに『もったいないで地球は緑になる』ワンガリ・マターイ 福岡伸一訳 木楽社もあわせて紹介しました。アフリカ人女性として初めてノーベル平和賞を受賞し、持続可能な開発や貧しい農村の女性を励まし、どうやって政治腐敗と闘ったかグリーンベルト運動のことが書かれています。子どもたちの感想で、ひとりの女の人の知恵でみんなで力をあわせ国が変わったことがすごいですと。
この6年の活動が今後どういう活動になるか楽しみです。

5年は水産業の調べ学習をすると伺ったので


5年には『山に木を植えました』スギヤマカナヨ作 畠山重篤監修
絵もうつくしいわかりやすく、森のこと、食物連鎖のこと、山の森が海の森をそだてること。海のいきものをわたしたちが食べていること。どうして、山の木を植えると海が豊かな生き物にあふれるかがわかります。
そのときのあわせて、『漁師さんの森づくり』『鉄は魔法
つかい』畠山 重篤を紹介しました。
 
 
(東京学芸大学附属竹早小中学校 司書 岡島玲子)


次の記事 前の記事 [ 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 ]