教員紹介

家庭科教室

教員名 専門分野 研究テーマ
倉持 清美 保育学・児童学 保育・発達心理学的研究
佐藤 麻子 家庭科教育学 家庭科の教材・授業研究
塚崎 舞 被服整理学・染色化学 洗浄・染色と衣生活環境に関する研究
萬羽 郁子 住居学 室内空気環境と住まい方に関する研究
藤田 智子 家庭科教育学 家庭科の学習者の特質に関する研究
星野 亜由美 食物学 栄養学や食育に関する研究
渡瀬 典子 家庭科教育学 家庭科教育学/近現代の家庭科カリキュラムに関する研究

生涯学習教室

教員名 専門分野 研究テーマ
柴田 彩千子 社会教育学・生涯学習論 協働を支える社会教育・生涯学習に関する研究

教員紹介

倉持 清美
最終学歴 お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博士課程修了 博士(人文科学博士)
出身高校 埼玉県立川越女子高等学校
専門 保育学・児童学/保育・発達心理学的研究
紹介 私の専門は、児童学、保育心理学です。幼稚園、保育園、家庭で、子ども達が日常の生活の中でどのように育っていくのかを研究しています。子ども達は、仲間や周りにいる大人と様々なやりとりをしながら、いろいろな経験をしています。その様子を丁寧に研究することで、子どもの豊かな育ちにふさわしい環境とは何かが見えてきます。また、家庭科の保育学習の研究も進めています。乳幼児へ養護性を発揮できるような保育学習について検討しています。
授業紹介 乳幼児と生活Ⅰ(2年秋学期)
二年生の秋学期集中(10月)の授業です。集中期間中の2日間は、朝から夕方まで保育園に行って、乳幼児の子どもの発達を理解したり、保育園の役割について学んだりします。乳幼児とふれ合う機会が少ない学生にとっては、とても貴重な体験になっています。
佐藤 麻子
最終学歴 東京学芸大学大学院教育学科研究科家政教育専攻家庭科教育講座修了 修士(教育学)
出身高校 東京都立国分寺高等学校
専門 家庭科教育学/家庭科の教材・授業研究
紹介 私は、小・中学校の教員経験を生かして、家庭科の教材開発と「学び合いを促す指導と評価」をテーマにワークシートの評価事例の蓄積から評価活動の工夫をすすめています。また、附属学校の教員として教育実習指導に携わった経験も生かし、授業実践を通した教育方法の工夫・改善についての研究をしています。
授業紹介 中等家庭科教育法Ⅳ(3年秋学期)
中学校・高等学校の家庭科の授業実践を想定して教材の内容分析、学習指導案・評価問題の作成を具現化し、教材作りの楽しさを学んでいきます。さらに、模擬授業を通して学習内容や指導方法を検討していきます。
塚崎 舞
最終学歴 文化学園大学大学院生活環境学研究科被服環境学専攻博士後期課程修了 博士(被服環境学)
出身高校 北海道立札幌東高等学校
専門 被服整理学・染色化学/洗浄・染色と衣生活環境に関する研究
紹介 被服整理学は、衣服の洗浄を中心とした手入れについて扱う学問です。また、染色化学は、布と染剤の関係について化学的な視点で学びます。近年、技術革新やSDGsの視点から衣生活のあり方が考えなおされ、この分野の果たす役割が見直されています。私はこれまで、持続可能な衣生活を目指し、特に、衣服に付着したタンパク質汚れや、土顔料を用いた染色方法について研究をすすめてきました。この経験をいかし、生活者としての化学的な視点と分析する力、家庭科教員として道筋のある教材の開発と工夫について検討していきます。
授業紹介 被服学実験・実習A(2年秋学期)
被服学概論で学修した、繊維材料の特性や快適性、洗浄の仕組み、染色化学について実験的な取扱い方法を学び、基礎的な事項について実験データをもとに検証を行う授業です。実験がはじめての方でも、データの統計的な処理の仕方や、実験器具の扱いについて、初回でしっかり学びます。被服の伝統文化を学ぶという観点から、染色作品の製作実習も行います。
萬羽 郁子
最終学歴 奈良女子大学大学院人間文化研究科博士後期課程修了、博士(学術)
出身高校 新潟県立松代高等学校
専門 住居学/室内空気環境と住まい方に関する研究
紹介 私たちは生活時間の約9割を建物の中で過ごしています。そのため、室内の空気の質は私たちが健康に過ごすために重要な要素の一つです。近年では、シックハウス症候群など居住環境が原因の体調不良なども問題となっています。また、においも空間の快適性に影響を及ぼす場合があります。このような問題には、建物側の工夫のみならず私たちの住まい方も強く影響することから、居住者の知識や環境整備の方法について研究しています。
授業紹介 住居学概論(1年秋学期)
人間生活の器である住居について、その役割と機能、歴史的変遷と生活の変化、室内の環境整備の必要性や維持管理方法など、住居学の基礎を学びます。「住居学概論」で基礎的知識を習得し、「住環境論」や「住居計画学」でより発展的な内容を学んでいきます。
藤田 智子
最終学歴 お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博士後期課程修了、博士(学術)
出身高校 私立明治学園高等学校(福岡県)
専門 家庭科教育学/家庭科の学習者の特質に関する研究
紹介 家庭科教育学を専門としており、学習者の特質を明らかにし、家庭科教育の学びが活きるにはどうしたら良いかを研究しています。例えば、教科書には「危険なダイエットはやめましょう!」(=学校知)と書かれていたりしますが、中高生の実感は「やせてる方が良いじゃん!」(=日常知)だったりします。一方で、「やせる」「身体にいい」といった食品がメディアで紹介されると(=日常知)、瞬く間に売れてしまいます。特に身体像に着目して日常知と学校知の乖離を描き出すことによって、どうすれば学校知が実践となるかを検討しています。
授業紹介 中等家庭科教育法I〜IV(2年春学期~3年秋学期)
中学・高等学校で家庭科を教えるために必要なことを総合的に学びます。具体的には、家庭科の歴史、中学・高校家庭科の学習内容や目標、指導方法などです。教材研究や指導案作成、模擬授業を行なうほか、現場のお話を伺ったりします。
星野 亜由美
最終学歴 日本女子大学大学院家政学研究科食物・栄養学専攻修了、修士(家政学)
出身高校 私立日本女子大学附属高等学校
専門 食物学/栄養学や食育に関する研究
紹介 専門は栄養学です。栄養学は、食品成分が体内でどのように働くか、そのメカニズムを明らかにしたり、人々の食べ方と健康状態や疾病との関わりを検討したりする学問です。私は、成長期の子どもに対する健康教育の在り方に関心を持っています。効果的な教育を行うためには、子どもの実態を適確に把握する必要があるため、健康指標の一つである骨量に焦点を当て、骨量と食習慣・生活習慣との関わりを検討しています。さらに、これらのデータを活用し、家庭科と他教科をつなぐ、教科横断的な食育授業の開発・実践について研究しています。
授業紹介 食物学実験・実習A(1年秋学期)
「食物学実験・実習」にはA、Bがあります。このうちAでは、調理学概論で学んだ食品の調理性について、実験・実習を通し体験的に学び、理解を深めます。具体的には、米、小麦粉、卵などの調理性を確かめる実験を行います。併せて、基本的な調理操作を学習し、家庭科の調理実習を指導する上での基礎となる力を養います。
渡瀬 典子
最終学歴 お茶の水女子大学大学院 人間文化研究科博士後期課程修了、博士(学術)
出身高校 静岡県立 静岡高等学校
専門 家庭科教育学/近現代の家庭科カリキュラムに関する研究
紹介 私たちの「生活価値観」や「ライフスタイル選好意識」は、どのように形作られてきたのでしょう?それは、個人の気質や生育歴、社会的環境という要素もあるかもしれません。同様に、家庭科教育の学習内容も、各時代の社会的状況の影響を受けているものと考えられます。私は、家庭科教育のカリキュラムと近現代のライフスタイルの変容に焦点を当て、生涯にわたり形成される生活価値観に対し,家庭科教育が寄与できること・目指すこと等について国内外のカリキュラムをもとに検討しています。
授業紹介 家庭科カリキュラム論(A)(B)(3年秋学期)
日本の家庭科教育は、「伝統的な生活文化」から「現代の様々な生活問題/課題」に至るまで、豊富な学習内容を包含する包括的な教科です。この授業では、各学校種における家庭科のカリキュラムについて、学習目的・方法・内容を捉え、教育/学習効果を高めるための方策について検討します。
柴田 彩千子
最終学歴 日本女子大学博士課程修了、博士(教育学)
出身高校 私立盛岡白百合学園高校
専門 社会教育学・生涯学習論/協働を支える社会教育・生涯学習に関する研究
紹介 私は、教育の事象を学校に限定せず、生涯学習の視点から「地域の教育力」をいかに育てるかをテーマに研究しています。「地域の教育力」を、家庭・学校・地域の連携、まちづくりと教育の関係、コミュニティ・スクール、キャリア教育、成人(特に子育て中の母親・父親)の学び、企業の教育CSR、等といった切り口から調査・分析します。こうした調査・分析から得られたデータをもとに、ゼミや研究会では子どもと成人が学びあう生涯学習社会の在り方について考えています。
授業紹介 社会教育演習Ⅰ・Ⅱ(3年春学期・秋学期)
本授業は、近隣の社会教育機関やNPO、企業(たとえば昨年度はベネッセ)、等と協働し、学習イベントを企画・運営します。学習イベントを企画・運営する過程で、その意図や背景にある課題の分析、外部組織との交渉や調整、学習イベントの実践力、等を培います。最後には、これらの過程を振り返り、報告書作成に取り組みます。私の担当している授業は、主に生涯学習専攻の学生が履修するものですが、家庭科専攻の学生も履修できますので、関心があれば是非参加してください(歓迎します!)。
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