受験生の方へ

受験生の方へQ&A

生活科学講座の教員がお答えします!

Q1家庭選修と専攻はどう違いますか
A1

家庭選修は、初等教育教員養成課程(A類)に属し、小学校教員免許状を取得することが卒業要件となります。家庭専攻は、中等教育教員養成課程(B類)に属し、中学・高等学校教員免許状(家庭)を取得することが卒業要件になります。つまり、家庭選修(A類)では、小学校教員になるために必要な学び(教職科目及び、小学校の各教科の指導法など)を中心に、家庭科に関することを重点的に学びます。一方、家庭専攻(B類)は、中学・高等学校の家庭科教員になるための学びが中心になりますので、教職科目の他、家庭科の内容(衣・食・住・生活経営・家族・保育など)についてより専門的に学びます。小学校の教員を志望するのであれば家庭選修(A類)、中学・高等学校の家庭科教員を志望するのであれば家庭専攻(B類)を選ばれると良いでしょう。ただし、どちらの選修/専攻の学生も、もう一方の選修/専攻の免許を取得することは可能で、ほとんどの学生が、小学校、中学校(家庭)、高等学校(家庭)の免許を取得しています。(「取得可能な免許」および「家庭を専門として教員免許状を取得する意味と『その後の道』 」のページもご参照ください)

(藤田)

Q2被服製作や調理などの実技が苦手なんですが・・・
A2

あなたが実技を得意でないと感じるのは、それを経験する機会が少なかったり、ちょっとした躓きから、それを遠ざけていたりするからかもしれません。指導が上手になるためにはこのような実技が得意な方が良いと思うかもしれません。しかし、何故実技が得意でないかを見つめ直すことにより、むしろ自身の経験を生かして子ども達の躓きや苦しみを受け止めて支援することができると思います。大学では、ただ単に縫うのではなく、そこにある人体の構造や素材の勉強などを総合的に捉えた科学的な視点に立った技術を学びます。ぜひ、子ども達が達成感を味わうことができる、子ども達に寄り添った指導ができる教員を目指して一緒に勉強しましょう。

(森田)

調理の場合は、経験を積めばつむほど上手くなり段取りも良くなるので、お弁当を毎日作るなど日々の暮らしで練習しましょう。

(南)

Q3女子が多いですか
A3

なぜか、女子の割合の方が多いです。でも、男子学生が7人や5人くらいいた学年もいました。専門の授業は、家庭科選修や専攻の学生が対象になりますが、家庭科の免許を取りに他の選修や専攻の学生が受けに来たりしますので、家庭科の人だけの授業というのはあまりありません。家庭科の男子学生の話を聞くと、特に居心地悪く感じることもなく、楽しい大学生活を過ごしているようです。男子学生も、どんどん入ってきて、家庭科に強い小学校教員、中高の家庭科の教員になって欲しいものです。

(倉持)

Q4どんな免許が取れますか
A4

A類の方は小学校教諭一種免許状、B類の方は中学校教諭一種免許状(家庭)、高等学校教諭一種免許状(家庭)を卒業と共に取得できます。もちろん各類に関係なく、免許取得に必要な科目を履修すれば、A類の方も中・高一種免許(家庭)、B類の方も小学校一種免許を取得できます。また、少し頑張って免許に必要な単位を充足すると、幼稚園教諭免許状、特別支援学校教員免許状等も取得できます。

(渡瀬)

Q5授業は被服や調理など実習が多いですか
A5

被服や調理の実習は被服学科や食物学科に比べて少ないですが、被服、調理、住居、保育、家庭経営など幅広い内容の実習や演習を経験できますし、基礎から学ぶことができます。 それをいかに充実したものにするかは、みなさんの意欲次第です。

(南)

Q6推薦で入学する学生に期待することは?
A6

現在、家庭選修(A類)、家庭専攻(B類)ともに「推薦入試」を実施しています。本学の「アドミッションポリシー」にも記載されているように、家庭選修(A類)では「子供の生活自立を支援できる小学校教員」になることを志望する方、家庭専攻(B類)では「生活科学に関する高度な専門性と優れた実践力を身につけた中学校・高等学校の家庭科教員」になることを志望する方が、積極的に受験されていると捉えています。入学後は、家庭科の内容についてさらに探究されることと共に、同学年内のリーダーとして「主体的に学び自ら生活を創造し,何に対しても意欲的に取り組む」姿勢を示してくれることを大いに期待します。

(渡瀬)

Q7自主ゼミのように学生が主体的に参加するゼミがありますか。どんなことをしますか。
A7

自主ゼミとは、学生が自主的に学年や専攻の枠を超え、関心のある学問領域について学び合う場です。
単位認定はありませんが、その代わり、その学問領域に関心のある人が自主的に集まり、サークル的な感覚でのびのびと学ぶことができます。自主ゼミを開講する先生のいる年もあれば、いない年もあります。
現在、自主ゼミでは、生涯学習に関心を有する大学院生が中心となって(もちろん、学部生も歓迎です)勉強をしています。授業ではゆっくりと議論することのできない事をとことん追求してみたり、読書会(文献の輪読)を行ったりしています。
2020年度・2021年度には、地域づくりや防災教育に関心のある自主ゼミのメンバーが主体となって、学んだ事を実践的な活動に還元するために、東京学芸大学EXPLAYGROUNDに「防災教育ラボ」と「お天気ラボ」を設立し、本学の学生(大学院生)だけではなく、テーマに関心を有する卒業生や社会人の皆さんと一緒に楽しく活動しています。

(柴田)

*東京学芸大学EXPLAYGROUNDの詳細はこちら→ EXPLAYGROUND Website

Q8大学院生になった時、小学校、副免の免許が取得できますか?
A8

教職大学院では学部の授業を受講することはできます。ただ、教職大学院の1年間で履修できる単位数は限られています。学部の時に副免に必要な単位をなるべく取得しておくことをお勧めします。また、学士の学位を有し、中学校又は高等学校の教諭の普通免許状を有している方を対象とした、小学校教諭一種免許状を取得することができる小学校免許コースもあります。このコースでは、1年次に本学教育学部の教員養成カリキュラムを履修し、小学校教諭一種免許状に必要な単位(教育実習を含む)をすべて修得し、2年次から専門職学位課程(教職大学院)のカリキュラムを履修することになります。そのため、修業年限は3年となります。

(倉持)

Q9教職大学院に進学するには?
A9

教職大学院へは、学部から教職大学院のコースに入ることが可能です。
2年次に募集がある「次世代学校リーダー養成コース」は教職大学院修了後に学校教員を志す本学学生であれば、登録することができます。教職大学院教育学研究科入学試験を特別選抜で受験することができ、教職大学院進学後は奨学金制度もあります。3年次からの特別ゼミナールに月1回参加します。また、3年次に登録する大学間連携コースもあります。こちらも教職大学院教育学研究科入学試験を特別選抜で受験することができます。もちろん、4年次に教職大学院を受験することもできます。10月の試験と、定員に余裕があれば、2月にも受験することができます。教職大学院への進学は、4年次に教員採用を試験で合格していても可能です。多くの教育委員会では、教職大学院への進学のために、採用を待ってもらえます。採用の資格を持ったまま、2年間、教職大学院で専門性を磨くことが可能です。教職大学院へ是非進学してください。

(倉持)

Q10卒業後はどのようなところに就職していますか?
A10

教員としての就職先を含む、進路状況について以下のリンクからご覧ください。

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