育成部門の概要
育成部門は,小学校・中学校の教科等の授業で,コンピテンシー(資質・能力)の育成を実践するために必要な情報を提供します。
先生方が,コンピテンシーを育成する授業を行おうとすると,次の3つの点を検討するはずです。
1)「育成のための授業というのは,これまでどのように行われているのか?」
2) 「授業は,どのような手立てで行うのか(授業プラン・準備・教材・発問・活動など)?」
3) 「コンピテンシー育成の評価はどのように行うのか?」
1)につきましては,CMCD(Curriculum Map for Competency Development)の検討として事業を進めています。これは,教科等とコンピテンシーの内容と学年とを手がかり(key)にして,授業の情報を検索できるようなデータベースを作るのが目的です。さらに,このデータベースは,カリキュラムマネジメントやカリキュラムマップ作成を実施するときにも有用な情報を探すことができます。なお、CMCDは、データベースの構造や機能をさらに拡充し、新たにPDCoBaL(Practical Database of Competency-based Learning)の名称で公開しています。
2)につきましては,授業の手立てについてのさまざまな情報を用意していきます。たとえば,批判的思考力や好奇心・探究心を育成するための授業を単元単位で進めていくには何が必要か,どうすればよいか,をわかりやすく示しています。また,大きな特徴は教科横断の視点からまとめていることで,どの教科でも共通に適用できる形で手立てを示しています。
なお,3)につきましては,評価部門の説明をごらんください。