元素図鑑
2011-11-12 11:44 | by 井谷(主担) |
昨年の発売以来、1年間で第8刷まで売り上げた、
『世界で一番美しい元素図鑑 セオドア・グレイ著 創元社』を、
本校でも購入してみました。
カウンター近くの机に並べてみたら、大変生徒に好評で、
休み時間の度に、誰かしらが眺めています。
本書は、ほぼ見開き2ページで1つの元素を説明したもの。
左ページには物理的に撮影可能なすべての純元素、右ページには化合物や応用製品が美しい写真で示されています。
大判のため、持って帰るには少し大変ですが、その分、写真の迫力はあります。
著者セオドア・グレイは、元素コレクターとして有名。
周期表テーブルを作って、2002年ユーモアにあふれる科学研究に対して送られるイグ・ノーベル賞も受賞しました。
本書で紹介された写真の元素も、ほとんど著者のコレクションだそうです。
また、「ハリー・ポッターの魔法学校ホグワーツ図書館に元素図鑑があったら」
というコンセプトで作られた、ipad対応元素図鑑は、
銅のチェーンが、画面上でくるくる回ってみたり、
窒素が容器の中で沸騰してあふれる様子などが、動画で見られます。
一昔前は、「すいへい、りーべ・・・」などと、20個程度覚えれば良かった元素。
(そんなことは無いですか?あまりに古い記憶で詳細不明)
今はどんな感じなのかと、本を見せながら近くの図書委員に聞いてみたら、
一番新しい元素は何々・・だとか、
科学者の名前の付いている元素は、すべてその人が発見したものではないとか、
蕩々としゃべり始めました。
こんな身近に、元素オタクがいたとは!
(学芸大学附属小金井中学校 井谷 由紀)