使いみちいろいろ
2012-11-11 23:38 | by 小野寺(主担) |
『ウラパン・オコサ ―かずあそび』 (谷川晃一作,童心社,1999年)
「1と2だけでかずあそびをしよう」
「1はウラパン 2はオコサ」
……
「さるがウラパン」「めはオコサ」
……
1と2の組み合わせでかずを数えるかずあそびの絵本。
1はウラパン、2はオコサ。
かずが増えたらオコサを先に数えて、残りはウラパンにする。つまり、3はオコサ・ウラパン。
さる、ゾウ、たくさんのくだものなど、紙面に描かれたもののかずをユニークなかぞえ方で数えていく。
読み進めていると、自然発生的に一緒に声を出して数え始める子どもたち
しばらくの間、目についたものを「ウラパン」「オコサ」式に数え始める子どもたち
「ウラパン」「オコサ」って何語ですか?と尋ねてこられた先生 などなど
学年を問わず、クラスみんなで楽しめる一冊なので、複数の本を読み聞かせするとき、
メインとなる本と組み合わせて、導入やおまけの一冊としてよく読んでいますが、
この本の使いみちはいろいろかもしれません。
かずあそびに注目して、算数の授業と関連させる?
ことばのひびきに注目する?
発想しだいでは、何か新たなおもしろい授業に発展するかもしれませんね。
(東京学芸大学附属大泉小学校 司書 小野寺愛美)