公衆マナー
2014-05-08 15:18 | by 渡辺(主担) |
街の中や鉄道、旅先や世界遺産への落書きなど、どこかに自分の存在を残したい心理は世界共通のようです。
しかし、こうした公共の場での落書きは、けして見逃すことのできない違法行為です。では、なぜ人は落書きをするのでしょうか。落書きをしたくなる心理や、街に描かれる絵の歴史について知ることのできる、珍しい本をご紹介します。
『街に描くー落書きを消して合法的なアートをつくろう』
東京都市大学小林研究所・小林茂雄 編著 理工図書(2009)
落書きを種類別にすると、
①表現型
②記念型
③いたずら型
④縄張り型 の4つに分かれるそうです。
これによると、世界遺産への落書きは②番、学校の机に書いた場合は
③番にあたります。
また、日本の落書きの歴史をひもとく本もあります。それが、こちら↓
『落書きに歴史をよむ』三上喜孝 吉川弘文館 2014
この本では、日本のお寺に残された落書きを考察しながら、落書きの歴史とともに、なぜ人は「落書き」をするのかという人の心のありようについて考えます。
これらの資料は、公共施設への落書きについて調べる生徒が来たときに、紹介しました!
(東京学芸大学附属国際中等教育学校:渡辺 有理子)