附属高校図書館に絵本なんてありますか?
2012-04-18 14:40 | by 岡田(主担) |
家庭科の教員から「高校図書館に絵本なんてありますか?」とおそるおそるたずねられました。
「あります!!附属高校図書館は絵本から専門書まで揃えています。」
「幼児保育授業で使用する、読み聞かせのいい絵本あるでしょうか?」ということでしたので....
ドーンと絵本を家庭科実習室へと移動し、授業にも参加させてもらいました。
生徒が昔読んでもらった本が適切と思い、あえてオーソドックスな絵本を選書しました。
授業の最後に、読み聞かせのポイントも説明しました。
授業の内容は、『大人になった自分たちが、子供への関わりの一つとして絵本をよみきかせる』という実習でした。1対1、男女ペアになっての読み聞かせ実習開始です。
どの本を選ぶか、選書も楽しみです。
懐かしい絵本に再会です。
男子もお父さんとして(?)立派に読み聞かせしています。
小学校の先生方へ
以下は生徒が「懐かしい〜 読んだことある〜」と選んだ本の一例です。子供の頃に読んだ絵本を手に取り、高校生たちは実にうれしそうに実習に取り組みました。子供の頃に種をまいた読書はこうして次の世代へと受け継がれていくのだと、実感できたいい授業でした。大きくなっても絵本は心の宝としてのこっています。絵本を読んでもらった子供は、読んであげられる大人へと成長します。お忙しい毎日だと思いますが、どうぞ子供に本を届ける教員になってください。
『プーのはちみつとり』A.A.ミルトン著 岩波書店 1954年
おおきなおおきなおいも 赤羽末吉著 福音館 1972年
『かにむかし』木下順二著 岩波書店 1959年
(学芸大学附属高校図書館 司書 岡田和美)