古典文学におけるホトトギスの意義を調べたい

2016-09-12 14:02 | by 岡島(主担) |

 中学1年のTくんは、自由研究に和歌や古典文学に多く取り入れられるホトトギスがなぜ、作者たちの心をとらえたのか、どのような場面に出てくるか調べ、ホトトギスの生態も知りたいとのことでした。

本人にまず、ほととぎす]を『日本国語大辞典』第11巻 小学館で ひいてもらいました。


この本は1冊の値段が高いので、前任校では、毎年一冊ずつ購入していました。
内容がすばらしく、生態だけでなく、歴史、どんな文学作品にでてくるかも書かれています。その中に書かれている万葉集「ほととぎす来鳴く5月の アヤメ草よもぎかづらきさかみづき(大伴家持) 千載集{ほととぎす鳴きつるかたをながむればただ有明の月ぞ残れる」 藤原実定 その本をもとに、


紀貫之・百人一首・新古今和歌集・鳥の図鑑を借りていきました。どんなことがわかったか、Tくんから話しをきくのが楽しみです。

  
 

                  (東京学芸大学竹早小中学校 司書 岡島玲子)

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