秋の展示いろいろ

2023-11-09 14:08 | by 宮崎(主担) |

 竹早小メディアセンターには、大きな展示スペースはないのですが、児童机1個分の小さな展示コーナーが4か所ほどあります。季節や時事ネタ、子どもたちの活動などに合わせて、こまめに展示のテーマを変え、新しい出会いと発見があるようにしたいと考えています。毎週各クラスで行う読み聞かせや本の紹介とも連動させています。この秋の展示をいくつか紹介します。

【みつけよう! 秋のしぜん】
秋の虫や、どんぐり、落ち葉に関する本を集めます。保護者の方にいただいたどんぐりや栗のイガの実物展示も人気です。



【見上げよう! 秋の夜空】
中秋の名月にあわせて、月の本、星座の本、宇宙開発の本なども並べます。ポスターは毎年中秋の名月の日にちだけ貼り替えられるようにしてあります。








【魔法の世界へ】
ハロウィンにあわせて、魔女や魔法、おばけの本を集めます。仮装の本も人気があります。

このあたりの定番展示は、ポスターも使いまわします。毎度あたらしく作らなくても、タイミングよく入れ替えることで、子どもたちは興味を持って本を手に取ってくれます。また、読み聞かせで関連本を紹介するとき、「このテーマでおすすめの本があったら一緒に並べてね」と声かけすると、子どもたちが探した本を並べてくれることもあります。


【平和について考える】
パレスチナでの軍事衝突がはじまって、連日ニュースで報じられるようになった時に、この展示をしました。この展示を見た6年生が、大きな声で「で、結局どっちが悪いの? よくわかんないんだけど」と言っていました。「そんな簡単な問題じゃないんだよね。難しいけど、考えていこうね」くらいしか答えられませんでしたが、こういう展示で子どもたちの意識に刺激を与えていけたらと考えています。














【AIとロボット】
この時期に行われる文化祭のような行事「竹早祭」に合わせた展示。
6年生がAIをテーマに調べ学習をし、
『つくられた心』(佐藤まどか作 ポプラ社 2019)
を劇にして発表しました。ほかの学年のブックトークでぜひ紹介したいと考えているところです。

【秋は祭りだ!】
竹早祭では、出店を作るクラスも多いので、お店屋さんの本を集めて展示しています。直接子どもの生活に役立つような展示をしたいと思っています。折り紙や工作の本がよく借りられました。


このように、子どもたちの生活に即したテーマで、タイミングにあった展示を常にできるよう、アンテナを張っておくこと、思いついたときにすぐに展示替えができるようなフットワークの軽さを心がけています。

(東京学芸大学附属竹早小学校 司書宮﨑伊豆美)

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