3月のコーナー展示

2018-03-13 20:33 | by 村上 |

3月の今、本校にはいくつかのコーナーがありますが、その中から二つを紹介します。

★☆千反田えるの本棚☆★
                         
 昨年出版された『米澤穂信と古典部』には、「古典部」の4人のメンバー、折木奉太郎、千反田える、伊原摩耶花、福部里志の本棚が載っています。高校生の彼らが、これまで読んできたであろう本の数々。これがなかなか楽しい。
 共学の中学校としては、千反田さんの本棚がもっとも再現しやすいかと、本棚を探してみました。30冊中18冊の本があったので、その一部を飾ってみました。『古典部シリーズ』を読んでいない生徒には、ピンとこないでしょうが、飾った時は、中3女子が、私もこれとこれは読んだ…反応してくれました。

 本棚に関する本というのは、実はけっこうあるんですよね。今年は、春から、「〇〇の本棚シリーズ」で、並べてみようかと思っています。まずは、『福岡ハカセの本棚』からスタートしてはどうかなと思っています。

                                 ★☆ 69回生からのおすすめ本☆★

  卒業式を迎えた図書館には、もうひとつコーナーが。毎年100冊以上借りてくれた3年生に、下級生へのおすすめの本を聞いています。それをお便りに書き、カウンター前の展示コーナーに並べます。
 その写真を撮るのを忘れてしまったので、ミニ展示をつくりました。100冊以上かりてくれた3年生はいずれも、かなりの読書家。でも推薦してくれる本はそれぞれちがっていて、3年間カウンターで向き合ってきた司書からは、なるほど!と思う選書です。
 今回は以下の10冊でした。
  『逆説論理学』 野崎昭弘著 中公新書
  『暗黒館の殺人』 綾辻行人著 講談社文庫
  『容疑者Xの献身』 東野圭吾著 文春文庫
  『天久鷹央の推理カルテ』 知念未希人著 新潮nex文庫
  『アルスラーン戦記』 田中芳樹著 光文社文庫
  『カブキブ!』 榎田ユウリ著 角川文庫
  『あの家に暮らす四人の女』 三浦しをん著 中央公論新社
  『復活!! 虹北学園文芸部』 はやみねかおる著 講談社
  『手紙屋』 喜多川泰著 ディスカバー
  『コンビニたそがれ堂』 村山早紀著 ポプラ文庫

  さっそく、1年生や2年に何冊か借りられていきました。知っている先輩(しかも読書家)が
薦める本なら、読んでみたいと思ってもらえる確率、高そうです。

 (東京学芸大学附属世田谷中学校司書 村上恭子)

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