自由研究のヒントに

2018-07-09 13:06 | by 松岡(主担) |

もうすぐ夏休みです。
夏休みに自由研究をする子どもたちも多いのではないでしょうか。
小金井小ではどの学年も夏休みに自由研究を行っていて、2学期にはたくさんの研究の成果が展示されます。

少しでも研究、調べもののヒントになる本を紹介できれば、と思いミニコーナーを作りました。


不思議なこと、未知のものはたくさんありますが、その中から自分が知りたいテーマをまず見つけなければなりません。
いろいろな視点から探究を深めていった様子がわかる本を絵本を中心に展示しています。

(左上)
『ぼくのコレクション 自然のなかの宝さがし』
 盛口満/文・絵  福音館書店

(右上)
『町のけんきゅう 世界一のけんきゅう者になるために』
 岡本信也 岡本靖子/文・絵 伊東秀男/絵  福音館書店

(右下)
『ウエズレーの国』
ポール・フライシュマン/作 ケビン・ホークス/絵 
                                                                        千葉茂樹/訳  あすなろ書房

(左下)
『くらべてわけてならべてみよう はくぶつかんでみつけたもの』
 国立科学博物館/作 三杉宗則/絵  創元社

この本は博物館のしくみをわかりやすく紹介した絵本です。
たくさんのものが展示されている博物館ですが、書名にもある
「くらべる わける ならべる」を行うことで展示物が見やすくなったり発見ができる、ということを知ることができます。
1年生には読み聞かせでもこの本を使用しました。

また、研究の取り組み方について書かれた本も併せて展示しています。








『学びの技 14歳からの探究・論文・プレゼンテーション』
後藤芳文・伊藤史織・登本洋子
玉川大学出版部









『問いをつくるスパイラル 考えることから探究学習をはじめよう!』
日本図書館協会図書館利用教育委員会図書館利用教育ハンドブック学校図書館(高等学校)版作業部会
日本図書館協会

どちらも内容としては中高生向きかもしれませんが、わかりやすく書かれているので高学年の自由研究のヒントになれば、と展示しています。


『問いをつくるスパイラル』の中で挙げられている探究学習のスパイラルを目で見える形で作ってみました。

学習プロセスとイラストは本データベース内「資料アラカルト」にある「6ステップ右上小学生版」を使用しました。小金井小前司書の中山美由紀さんが明大明治中高の6ステップを見て、小学校用に作成を依頼されたものです。

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探究学習のスパイラルは「失敗や成功を何度も繰り返しながら、新しい知識や情報を巻き込んで、竜巻のように拡大しながら確実に上昇」するものと書かれていましたが、紙で作った渦巻きは残念ながら上昇させられませんでした。子どもたちの自由研究は渦を巻いて空高く舞い上がりますように。

(東京学芸大学附属小金井小学校 司書 松岡みどり)

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