いわさきちひろ生誕100年

2018-07-12 00:52 | by 岡島(主担) |

 平和と子どもたちを愛したいわさきちひろさんが生誕100年をむかえ、いわさきちひろ美術館や東京ステーションギャラリー(JR東京駅丸の内北口改札前)で特別展が開催されます。
「生誕100年 いわさきちひろ、絵描きです。」展 2018年 7月14日(土)から9月9日(日)
絵描きとしての技術や作品の背景を振りかえる展覧会です。
https://chihiro.jp/foundation/news/31589/

 またちひろさんの長男の松本猛さんが講演会をひらかれます。
「子どもたちの未来のために ちひろが描いた戦争と平和」
講演会では、ちひろさんの絵はどのようにして生まれたか?また淡くたおやかな筆致の裏にこめられた想いなど、生涯について話されるそうです。
https://chihiro.jp/foundation/news/71850/
 安曇野ちひろ美術館では、いわさきちひろ生誕100年「Life展」ひろしま 石内都が開催されています。
 写真家の石内都さんが、広島の原爆で被爆した人たちの遺品の中から肌身に直接ふれたものを中心に選び、ライフワークとして撮影を続けています。一方、いわさきちひろさんは、被爆した子どもたちの作文や詩を編んだ本『わたしがちいさかったときに』のために描きました。
二人の作品を通して、平和やそれぞれの広島を考えるきっかけになってほしいそうです。
信州の美しい風景にとけこみ、公園と美術館が一体となった世界初めての絵本専門美術館です。
 私といわさきちひろさんとの出会いは幼稚園のときの絵本ですが、美しい絵にこめられた思いを多くの人に知ってほしいと思います。
(東京学芸大学附属竹早小中学校 司書 岡島玲子)

次の記事 前の記事