実態調査
令和3年度は、令和2年度の実態調査を踏まえて全国の知的障害特別支援学校高等部へアンケートを送付し調査をしました。その結果が以下の通りです。
Q1.貴校高等部における「理科」の授業について、あてはまるものを1つ選んでください。
Q3.「理科」の授業を担当されている先生について、あてはまるものを1つ選んでください。
Q4.「理科」の授業では、これまでどのような内容を扱いましたか?
Q10.「理科」の授業の中で生徒に身に付いたと思う力について、ご自由にお書きください。

テキストマイニング(ユーザーローカルのAIテキストマイニング)を使用し、 スコア順で出力。青色が名詞、赤色が動詞、緑色が形容詞

Q14.知的障害特別支援学校において、理科教育を実施する上での課題として、どのようなことが考えられますか。 ご自由にお書きください。
考察
対象を全国の特別支援学校へ拡大した本調査では、約4割の学校が理科を教科別の指導として位置づけており、その中の約7割が「理科」の免許を有している教員が授業を担当していることが分かりました。一方で、理科教育を実施する上での課題として、「教材、器具、実験室不足」に次いで「専門(専科)不足」が挙がっており、前回調査と同様に専門性の担保は大きな課題の1つとなっていました。以上の結果を踏まえると、比較的入手しやすい器具等を活用し、理科教育の専門性に基づいて実施された実践事例の提案が必要であることが分かりました。