日系人収容所
2010-11-25 22:23 | by 渡辺(主担) |
社会科や英語科の教員から、第二次世界大戦中のアメリカの日系人の暮らしや収容所のことについて書かれた本の紹介を頼まれました。そのとき、導入としておすすめしたのがこの絵本です。
『東洋おじさんのカメラ
-写真家・宮武東洋と戦時下の在米日系人たち-』
すずきじゅんいち、榊原るみ著
小学館 2009.4発行
第二次世界大戦中、アメリカで暮らしていた日本人や、日系人たちが収容された強制収容所のようすを、一匹の子猫の目をつうじて伝えています。
その子猫が後をつけたのは、実在した写真家、宮武東洋。彼は収容所への持ち込みが禁じられていたレンズで、こっそりカメラを手作りし、隠れて収容所のようすを撮影しつづけます。
実話に基づいた話であり、はじめて日系人収容所ということを知る生徒にもイメージをもってもらいやすいでしょう。
(東京学芸大学附属国際中等教育学校:渡辺有理子)