小中高等学校臨時休校に伴う関連情報リンク集

2020-03-12 12:03 | by 村上 |

 例年であれば、在校生がお世話になった卒業生を送る3月ですが、今年は縮小し、来賓の方がたや在校生の参加は見合わせて卒業式を行う学校も多かったかもしれませんね。このまま春休みに入ってしまうのか、その前に学校を再開するのかは、各自治体の判断によって違ってくるようですが、全国の小学生・中学生・高校生にとっては、思ってもみなかった自宅で過ごす長い時間を手に入れてしまったことになります。
 今回の事態に関連して、子どもたちに向けて新たなサービスを立ち上げたり、今までもあった役立つサイトの存在に気づいてもらおうと広報活動をしているところもあります。

 そんな折、東京学芸大学附属図書館の方から、小中高等学校臨時休校に伴う関連情報リンク集をつくりましたから、リンクを貼ってください…と連絡いただきました。

 
  3月9日の参議院予算会議では、公明党の下野六太参議院議員が、学校休校期間における読書推進の必要性について指摘しました。これに対し、萩生田光一文部大臣が、読書の重要性について述べたあと、文部科学省が3月2日に立ち上げた学習支援コンテンツポータルサイト「子供の学び応援サイト」についても触れました。
 一方で、多くの公共図書館が、新型コロナウィルス感染拡大防止のため、臨時休館やイベントを中止しています。(詳しくは、カレントアウェアネス・ポータル  をご覧ください。)
  
 こちらに関しても、「自習室などに長時間人が集まることは望ましくないが、貸出業務はぜひやっていただきたいと今日付で改めて各自治体に連絡した」と回答されました。

 本を読む楽しさを知っている子どもたちにとって、「読書」は最高の暇つぶしとも言えます。そう考えると、子どもたちに「読書」の楽しさを幼いときから伝え、自ら本を選んで読める人になってもらうことは、学校図書館の大切な使命だと改めて思います。

 4月になって、学校が再開され、図書館にもまた子どもたちの賑やかな声が聞こえるようになるといいのですが、当分は感染防止を考えた運営となるかもしれません。そのときは、工夫を凝らした情報発信をしながら、貸出返却だけは毎日できる状況を作っていきたいと思っています。

        (東京学芸大学附属世田谷中学校司書 村上恭子)
 

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