6年生から1年生へ
2013-03-10 23:39 | by 小野寺(主担) |
いよいよ卒業までのカウントダウンが始まった6年生
図書の時間の最終回は
“1年生に読み聞かせをして、本の楽しさを伝えよう”
本を読む相手は、同じ「生活団」の1年生。
「生活団」とは・・・
1~6年生からなる縦割りのグループ。
「第2のクラス」ともいわれるほど、子どもたちの学校生活にとって大きな存在です。
毎日のおそうじ、毎週の生活団活動、畑の栽培に菊づくり、遠足、運動会・・・
1年間の多くを一緒に過ごしてきた「生活団」のなかま。
とくに6年生はペアである1年生を、入学してからずっとお世話してきました。
弟、妹のようにかわいがってきた団の1年生の顔を思い浮かべながらの本選び。
「うちの団の子たち、これ読んだら喜ぶんじゃない?」
「これだと飽きちゃうかもよ。こっちの方がいいんじゃないかな?」
それと同時に、自分が1年生だった頃もふり返りながら、なつかしい絵本につい手が止まり、中断してしまう本選び。
卒業までの超多忙なスケジュールのなかで、練習は十分とはいえなかったけれど、
さすが6年生! 1年生を前にすればその姿は堂々としたもの。
「もっとうまくなって、また誰かに読んであげたいと思いました。」
「ぼくは小学生のうちにあまり本を読むのが好きになれなかったけれど、
今日は1年生に読んであげたら楽しかったです。」
活動の後には、こんな感想も聞かせてくれました。
ちなみに、この活動は1年生にはサプライズでした!
大好きなお兄さん、お姉さんに
読んでもらえて
うれしくて、たのしくて
どんどん近づいちゃう1年生
時間が余ると…
6年生に好きな本を質問したり
読んだ本に関するクイズをしたり
(東京学芸大学附属大泉小学校 司書 小野寺愛美)