本校は東京学芸大学にある11の附属学校園の一つで、1900年に創立された附属小学校である。隣接する附属幼稚園と幼・小一貫の教育を実現しているほか、同じく隣接する附属竹早中学校との連携を密にした教育を推進している。

本校は一般の公立小学校と同様に、公の義務教育機関として初等普通教育を施すことを任務としているが、教員養成大学の附属学校であるという性格上、さらに次の二つの使命を担っている。

1. 本学教育学部の学生に教育実地研究(教育実習)の場を提供し、実施に必要な教育計画をたて、学生の指導にあたるということである。
2. 本学学部における初等教育に関する諸研究を実験・実証し、あるいは本校が独自に主題を設定して、これを実践的に研究しているということである。

これらの研究は本学学部教官との連携・協同のもとに行われることも多く、その成果をもってわが国初等教育界に寄与しようとするものである。

本校は創立当初から『誠』の1字を校訓に掲げ、時世の推移、思想の変転にもかかわらず、星霜百年に亘って、『誠』の精神を貫いて教育にあたり、今日に至っている。
校訓は児童のためだけにあげているわけではなく、教職員にとっても「よりどころ」となるものである。教職員が児童や保護者に接するとき、また、教職員同士の間においても、常に『誠』を具現するよう努めている。

「誠」の精神の教育を具体的なものとするために、次のように教育目標を設定している。

さらに、これに基づいて、以下に示すように目標とする児童像を掲げている。

（学校要覧より抜粋）

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