「タイトル」だけで選んだ本を紹介するプレゼン

2016-07-14 09:34 | by 村上 |

今回紹介するのは、国語の授業で行ったイレギュラーのブックトーク(本について語る・・・ぐらいの意味)です。

 中学2年生が、教科書教材(三省堂) ちいさな手袋 を使い「象徴」について学習しました。そこで、休み時間や放課後、図書館に来て9類の棚から、気になるタイトルの本を1冊選び、読む前にそのタイトルが何を象徴しているかを、考えてもらいました。その後、実際にその本を読んで、次の内容を入れてのプレゼンテーションを行いました。

  1.「タイトル」は何を象徴していたのか?
  2.どんな内容の本か?
  3.どんな人に薦めたいか?

 

  読む期間を1ヶ月ほどとり、途中、プレゼンテーションについて学び、当日は、4人グループのなかで本を見せながら、一人2分のプレゼンテーションを行いました。これは、ロイロノートというアプリを使い、ブックトークしている様子を動画に撮り、4人分をつなげて先生に提出しました。先生はあとで、160人分のプレゼンテーションを見て、評価をつけるというちょっとたいへんな作業もついてきますが。
 そもそも、タイトルだけで選んでいるので、自分にとっては、面白くないかもしれないが、こんな人なら、きっと面白く読めるのでは…ということで、この内容に決まりました。

 

   プレゼンテーションの後は、返された本を分類順に並べ、コーナーを作りました。表紙に挟んだ用紙は、東久留米市立中央図書館のイベントで使われた「みんなの本棚」を、アレンジしたものです。タイトルだけで選んだとはいえ、中学生が読んでみたいと思った本なので、どれも面白そうな本ばかりです。
 夏休みの特別貸出期間ということもあり、この棚から本を選んでいる生徒も少なくありません。いつもと違う本を手に取る…きっかけにもなりそうです。
                     
 文責 附属世田谷中学校司書 村上恭子

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