栄養教諭の『食（べた）感（じ）をことばにしてみよう』の2年生の授業の前に『おいしい？』のブックトークをしました。　
　
　2年生の教室は、給食室のすぐ前にあります。毎日、給食室からおいしい匂いが流れてきます。そこで、初めにこの絵本を紹介しました。
　「給食室から毎日、おいしそうな匂いしてくるでしょう？匂いを嗅いでいるとおなかすくよね。特にカレーライスの時はどうですか？」とこの絵本を読み聞かせた。

　　『カレーライス』
　　　　小西英子（さく）　福音館書店

　この絵本のカレーライスの絵を見て、子ども達は、「匂いがしてきそう」「おなかすいてきた」の声。
　「匂いだけでなく、このカレーライスの絵本のように目でもおいしそうと思えるよね。」と次の本を紹介しました。「これは、日本のいろんな地域のおにぎりを紹介した本だよ」とおいしそうなおにぎりを数個紹介しました。

　　『にっぽんの　おにぎり』
　　　　　白央篤司（作）　理論社






　おいしそうなおにぎりの写真に子ども達は、「おいしそう」「食べたい」の声。
　「じゃあ、おいしいものを食べた時って、どんな音がするかな？この作者は、こんな音が聞こえてきたんだって」と『おいしいおと』の本を読み聞かせました。


　　『おいしいおと』
　　　　三宮麻由子（ぶん）　ふくしまあきえ（え）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　福音館書店
　


　最後に「おなかすいてきたね、でも、おなかがすいたサインは、どこから出ているか知っていますか？脳から腹ペコ信号を出しているんだって！食べ物は、からだのエネルギーになるんだね、だから、エネルギーが切れてくると腹ペコ信号がでるんだって」と関連のページを見せながら紹介しました。

　　　『はらぺこさん』
　　　　　やぎゅうげんいちろう（作）　福音館書店





　子ども達がおいしそうに食事をしている写真を見て、「いいなあ」「おなかすいてきた」「腹ペコ信号出てきた！」と子どもの声があがったところで、ブックトークは、終わりです。

　　　　　　　　　　　　　　（東京学芸大学附属世田谷小学校　司書　金澤磨樹子）　

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