教育実習生によるブックトーク

2011-07-06 08:16 | by 吉岡(主担) |


東京学芸大学附属高等学校は、今年も教育実習生を大学から前期後期あわせて、200人以上受け入れます。
実習生の中に図書館学を学んでいる方がいました。
図書館に持って来た課題のなかにブックトークの実施がありましたので、図書委員を集めて実習生によるブックトークを行いました。





テーマ
日本のファンタジー



ファンタジーが大好きでした。神様とか不思議な事の好きな子どもでもありました。
日本を題材にしたファンタジーがあるのだと感激したのが『空色勾玉』荻原規子著です。

『空色勾玉』荻原規子著 2005 徳間書店

この本から『古事記』 への興味がわきました。私が高校時代に読んだのと同じ本がこの図書館にもありました。
皆さんも、古代の日本の歴史、神話を文学としても味わって下さい。楽しいですよ。

『古事記』1980 河出書房新社

武士が台頭して来た瑞々しい時代も好きです。平将門をテーマにしたのが『帝都物語』荒俣宏著です。


『帝都物語』 荒俣宏著 1933 角川書店


社会科の日本史を実習にきた方なので、ファンタジーと日本史を結びつける実習生らしいブックトークになったと思います。
図書館には今回のブックトーク関連のコーナーも設置しました。一冊の本から次の本の世界へと広がってほしいと考えてます。


 (東京学芸大学附属高等学校図書館司書 岡田)


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