「小学校学年別 知識読みもの240」
2021-01-05 19:57 | by 金澤(主担) |
ある会で、自校の蔵書構成について発表したとき、文学や物語絵本への偏りを痛感し、上質な知識読みものを蔵書に加える必要を感じました。それに賛同した司書たちで、子どもたちに手渡せる知識読みもののリスト作りを始めました。その5年間の例会の成果が、『小学校別 知識読みもの240』少年写真新聞社 です。
この本で紹介しているのは、調べ物に向く本ではなく、読み通すことで知識や感動を得ることが出来る知識読みものです。自然科学、社会科学、伝記などを対象に各学年40冊ずつ紹介しています。分野のバランスなどで本編リストから外した評価の高かった本は、「予備リスト」に掲載しています。この本では、購入できる本(2020年3月時点)にこだわって紹介しています。ただ、知識読みものの品切れの速さには、落胆させられます。せっかく選んでいた本で購入できなくなった本は「現在購入できない大切にしたい本」として残してあります。各学校の実情に合わせてこれらのリストを活用していただければと思います。
紹介する本を絞り込むため、毎月5〜6冊の本を評価しました。毎月の課題本を各自読んできて、1冊ずつ評価しました。課題本の決め方や詳しい評価基準や記録の取り方も紹介しています。この例会は、私たち司書にとって学び多き5年間でした。
索引、キーワード索引も掲載しました。この本が子どもたちに本を手わたすヒントになってくれれば嬉しいです。
(東京学芸大学附属世田谷小学校 司書 金澤磨樹子)
紹介する本を絞り込むため、毎月5〜6冊の本を評価しました。毎月の課題本を各自読んできて、1冊ずつ評価しました。課題本の決め方や詳しい評価基準や記録の取り方も紹介しています。この例会は、私たち司書にとって学び多き5年間でした。
索引、キーワード索引も掲載しました。この本が子どもたちに本を手わたすヒントになってくれれば嬉しいです。
(東京学芸大学附属世田谷小学校 司書 金澤磨樹子)