命をつなぐ
2021-03-12 20:29 | by 渡辺(主担) |
今月ご紹介するのは、子どもたちに移植医療と命の大切さを学び、話し合ってもらうための絵本です。
『はじめまして nice to meet you』
平 了(著) 国際移植者組織トリオ・ジャパン(編集)
わたなべふみ(イラスト) はる書房
この絵本には二人の主人公がいます。一人は心臓病で移植手術が必要となった子ども。もう一人は事故で脳死状態となった子どもです。本の両側からそれぞれ二人の物語がはじまり、中央で手術を受けた子どもの命は提供された子どもの命によってつながれていきます。
この絵本は本校の保健体育の教員で、この絵本の制作にも携わった佐藤毅先生から紹介されました。日本では臓器移植は非常に困難で、海外で治療を受けなければならない現状があります。しかし命の問題は私たちすべての人に関わるテーマであるにもかかわらず、日常的に臓器移植を話題とすることはなかなかありません。
この絵本は読んだ人に何か答えを求めるのではなく、”移植で助かる裏には、命を落として提供する者がいる”、ということを知り、もし自分の家族だったら、と自分自身で、家族で、学校で、命について感じたことや気づいたことを話し合うことを願ってつくられています。
(東京学芸大学附属国際中等教育:司書 渡邊有理子)
『はじめまして nice to meet you』
平 了(著) 国際移植者組織トリオ・ジャパン(編集)
わたなべふみ(イラスト) はる書房
この絵本には二人の主人公がいます。一人は心臓病で移植手術が必要となった子ども。もう一人は事故で脳死状態となった子どもです。本の両側からそれぞれ二人の物語がはじまり、中央で手術を受けた子どもの命は提供された子どもの命によってつながれていきます。
この絵本は本校の保健体育の教員で、この絵本の制作にも携わった佐藤毅先生から紹介されました。日本では臓器移植は非常に困難で、海外で治療を受けなければならない現状があります。しかし命の問題は私たちすべての人に関わるテーマであるにもかかわらず、日常的に臓器移植を話題とすることはなかなかありません。
この絵本は読んだ人に何か答えを求めるのではなく、”移植で助かる裏には、命を落として提供する者がいる”、ということを知り、もし自分の家族だったら、と自分自身で、家族で、学校で、命について感じたことや気づいたことを話し合うことを願ってつくられています。
(東京学芸大学附属国際中等教育:司書 渡邊有理子)