実はとっても不思議な場所ー学校!

2016-05-07 07:47 | by 村上 |

   世の中で空気のように当たり前になっている「現代の学校」ですが、実はよくよく考えると不思議な場所でもあります。インターネットやスマートフォンがあれば、今は何でも知りたいことがすぐに分かりますが、それでも、みんな学校に行って学ぶことに意義を感じています。また、一度不祥事など起きれば、学校は世間から厳しい「バッシング」の対象になりますが、それと同時に「しつけ」や「キャリア教育」など新たな社会問題が起きると一斉に学校への期待(依存?)が高まります。

 

『現代の学校を読み解く―学校の現在地と教育の未来』末松裕基編著、春風社、2016年。

 

 本書はこのように不思議な「学校」を本当に多様な視点から、おもしろく考え、特に「読み物」としてのおもしろさを追求しました。一度読むと「うわ~、学校って不思議!」 二度読むと「お~学校っておもしろい!」など、様々な発見や各章のつながりが立体的に見えてくるように、10名の若い書き手を中心に試行錯誤を重ねて作りました。また、「本(書籍)」というメディアの可能性をとことん追求し、装丁などもデザイナーさんに入ってもらって相当にこだわって作りました。

 

「学校の先生」だけで、教育や子育てを行う時代は終わりつつありますが、しかし、教育はあくまで「専門的」に行う必要があると感じています。本書を何度も読むと相当に学校づくりの専門的力量がパワーアップすると思っています。是非、ご一読いただき、機会があれば、皆さんと学習会などできるといいですね!(ご希望があれば、各地で皆様と執筆陣との学習会なども行っていきたいと思っていますので、気軽にご相談下さい。☆を@に変えてご連絡下さい。Email: hiroki-s☆u-gakugei.ac.jp

 

 本書を通じて、「現代の学校」の課題や可能性を一緒に考えてみませんか?

 

                                

(東京学芸大学教育学部 講師 末松 裕基)


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