現在在宅勤務のため、レファレンスを記載した昨年度の業務日誌が手元になく、何の教科の課題で生徒が問い合わせに来たのかわからないのですが、昨年11月、高1の生徒から受けたレファレンスをご紹介します。

生徒「日本人はなぜ感情を表に出さないのか、っていうことがわかる本はありますか？」
司書「日本人の価値観や、西洋との感性の違いについての本などはありますよ」
生徒「日本人の詫びさび？っていうことも載っている本がいいです」

というやりとりから、館内にある3冊の本を紹介しました。

『日本人の価値観』　　　　『「型」と日本人』　　　          　  　　　　　　　 『日本人のこころ』
原　聰　　　　　　　　　　　武光　誠　　　　　　      　　　                 　　 　   山久瀬 洋二
鎌倉春秋社　2011　　　　　PHP研究所　2008                                                   IBCパブリッシング　2011　　　　　　　　　
　後日この生徒からは、PHP新書の『「型」と日本人』がとても良かったと感想をもらいました。日本人のふるまいやものの見方はもちろん、「詫び寂び」についての解説もあり、帰国生のこの生徒にも理解できる内容だったようです。
（東京学芸大学附属国際中等教育：司書 渡邊 有理子）

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