紙もデジタルも
2024-12-09 12:00 | by 松岡 |
「日本の伝統工芸について書かれている本を探しにきました。」と4年生が来館してきました。
4年生の国語の単元で、各自が日本の伝統工芸についての説明文を書くために本を探しに来たのです。
調べたい工芸品が決まっている子は「江戸切子について書かれている本はないかな?」「和紙について調べてるんだけど…」等具体的な工芸品を挙げて本を探していますが、「伝統工芸の本はありますか?」と、まだ何について調べるか決まっていない子もちらほらいました。
そもそも伝統工芸にはどんなものがあるのかがわかれば、と百科事典『ポプラディア』を提示しました。
『総合百科事典 ポプラディア 第3版』
ポプラ社 2021年
「伝統工芸」の項目のページを開くと、見開きで様々な伝統工芸が紹介されていました。
ここから気になる工芸品について調べていく入り口になる、と紹介しながら、本校ではポプラ社の「Mottosokka!」を導入しているので、百科事典が調べられる「Sagasokka!」も紹介しました。
https://kodomottolab.poplar.co.jp/mottosokka/
「Sagasokka!」で同様に「伝統工芸」を検索すると、やはり伝統工芸を紹介したページが表示されます。『ポプラディア』で青字で表示されているリンクもクリックするだけで次の項目を見ることができたり、画像を拡大して見られたり、関連する外部リンクに接続することもできるので、関心のある項目へどんどん進むことができます。
18巻ある『ポプラディア』とPC1台ですべて調べられる「Sagasokka!」、一見すると電子媒体の方が便利なようにも思えますが…。
「[Mottosokka!]で調べられるよ。」
「PCの充電が切れちゃって…。」
物理的にアクセスができないために紙媒体にあたる子どもも少なくありません。
また、「紙の本の方がいい」と言う子どもも一定数います。
紙か電子か、という対立ではない、ということは既知の事実ではありますが、現場で子どもたちを見ていると紙も電子も両方充実していることが大切だと実感できます。
『ポプラディア』の「伝統工芸」の項目から数ページ進むと見開きで「天然記念物」の項目があり、美しい風景や目を惹く動物の写真にしばし見入る…という寄り道も、紙の百科事典ならではかな、と思います。
(東京学芸大学附属小金井小学校 司書 松岡みどり)