演劇の本をさがしています

2014-10-03 15:23 | by 岡田(主担) |

附属高等学校は大変行事の多い学校です。中でも一番力が入る行事は辛夷祭(文化祭)です。
三年生は8クラス全部が演劇を発表します。用意は1年前の今頃から始まります。
台本探し、キャストのオーディション、発声練習、大道具、小道具、メイク、衣装、照明と、全クラスが栄えある「辛夷杯」をめざしてがんばります。
なかでも、一番の大役は演出を担当する生徒です。

生徒が「演出を担当する事になりました。初めてでわからないので本をさがしています。」とカウンターにきました。 

「演出家の仕事」栗山民也 2007 岩波新書
演出家の一番の仕事は「見る」「聞く」ことと書かれています。
この事を特に意識して、当たり前としない事が大切としています。
演出家は何を「聞き」何を「見る」必要があるのでしょうか。



「演出についての覚え書き」フランク•ハウザー 2011 フィルムアート社
演出は全員のリーダーなんだという事がよく理解できます。
演劇以外の高校生活でも十分活用できる内容です。


「演劇入門」平田オリザ 1998 講談社現代新書
附属高校では、図書館授業で3年連続、国語の授業として
演劇のワークショップを行っています。
講師として平田オリザさんの劇団員の方にきていただいています。
本校生徒にはなじみのある本です。

              東京学芸大学附属高等学校図書館司書 岡田和美

次の記事 前の記事 [ 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 ]