きなこの作りかた

2015-02-17 14:09 | by 小野寺(主担) |

「きなこの作りかたの本ありますか?」

2年生のKさんからのレファレンスです。
1学期には大豆を栽培、2学期は大豆の加工品調べ、3学期は豆腐づくり。
こんど、豆腐づくりをするときに、きなこも作ってみるので、その作りかたを
知りたいということで尋ねてきました。


1.自分で、豆からつくる食べもの (食べものはかせになろう!1)を調べてみたとのこと。

ポプラ社(2010/04/02)  値段:¥ 3,024

  ←きなこが大豆からできていることは知っていたので、自分でこの本を見つけて読んでみた。
   すると、「きな粉ができるまで」というページがあった。
   でも、これは工場での作りかただから、自分たちでもできるやり方が知りたいというKさん。
    
    ※たしかに、「煎る」「砕く」という2つの工程のうち、「砕く」が工場の粉砕機によるもので、
     Kさんにとって現実的ではなかった。


2.司書と一緒に、すがたをかえる豆(身近な食べもののひみつ 2)を調べてみる。

幕内秀夫 学研(2006/02) 値段:¥ 3,024

  →こちらには、家庭での作りかたが載っていた。
   「大豆を煎る」「挽く」「砂糖をまぜる」の3工程で解説され、道具も鍋またはフライパン、
   フードプロセッサーやコーヒーミルなので、これならできそうということでKさんはメモを取る。
    ※ところが、2年生のKさんにとって、「煎る」という調理方法はあまりなじみがなく、
      ほんとうにできるかな・・・とまだ心配そうな表情をしている。そこで、3へ。


3.料理図鑑 『生きる底力』をつけよう (Do!図鑑シリーズ)を一緒に読んでみる。

おち とよこ 福音館書店(2006/11/30) 値段:¥ 1,728

  →「煎る・練る・する―基本とコツ」というページに、「煎り方の基本」が取り上げられ、いりごまの
   作りかたが紹介されていた。説明を読みながら、ごまを煎ると、香ばしいかおりがして、
   おいしくなるという話をすると、ようやくイメージがわいたよう。
   Kさんは「これならできるかも!」とうれしそうに帰っていきました。



(東京学芸大学附属大泉小学校 司書 小野寺愛美)

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