ゆるキャラを作ります
2015-05-07 16:30 | by 岡田(主担) |
「ゆるキャラの本はありますか?」と高2の女子生徒からのレファレンスが入りました。
よく聞きますと「総合学習でゆるキャラを作成しようと思います。参考になる本をさがしています。」とのことでした。
「ゆるキャラ?!」附属高校図書館にそんな「ゆるい本」があるなんて・・・・・・・
よく聞きますと「総合学習でゆるキャラを作成しようと思います。参考になる本をさがしています。」とのことでした。
「ゆるキャラ?!」附属高校図書館にそんな「ゆるい本」があるなんて・・・・・・・
ところがあるんですね、「ゆるキャラ」の本が
「広島キャラ本」ザメディアジョン 2012
修学旅行で広島へ行く際の参考図書として購入したものです。
広島の産業について学んでほしくて選書しました。
広島だけの(!)キャラクターが109人も揃っています。
ゆるキャラとは、何を目的に作られているのかが具体的にわかる本です。
「心をつかむ色とデザイン」松本花恵 2012 日本能率協会
情報の授業でブランディングについて学ぶために購入しました。
なぜそのデザインがいいのか、その色の持つイメージとは何かについて書かれています。ゆるキャラとは実はブランドを擬人化したものだと言う事に気付きます。
「テキスタイルパターンの謎を知る」クライブ•エドワーズ 2010 ガイアブック
工芸の図書館授業の際に使用した本です。多様なデザインを視覚的なテーマごとに分類し、歴史や文化による違いを体系的にとらえる事ができます。ゆるキャラ以前から人は物事をイメージ化してきた事が理解できます。
このように「ゆるキャラ」というキーワードで「修学旅行」「情報」「美術工芸」3つのジャンルの異なる本を生徒に提示しました。本と本、本と人をつなぐのが司書の大切な仕事の一つだと再確認できたレファレンスになりました。
実は附属高校にも図書委員が作ってくれたゆるキャラがいます。
広報のポスターに活躍してくれています。
(東京学芸大学附属高等学校 司書 岡田和美)