林間学校 妙高登山

2019-07-03 11:36 | by 岡田(主担) |

 本校は林間学校として1年生全員が妙高登山を行います。
目的は 1.自然の中で生活し、自然に対する理解を深める。
    2.登山を通して、自分自身の体力の限界に挑む。
    3.共同生活の中での相互の親睦と全体の秩序を大切にする。

初めて登山をする生徒や、登山道具は何をそろえればいいのかわからない生徒から
山岳部で山が大好きという生徒までが、楽しく有意義に感じる展示を心がけています。
早速「槍ヶ岳を夏休み中に縦走登山します」という生徒が本を借りて行きました。





『バテない体をつくる登山エクササイズ 』大森 義彦 2012 誠文堂新光社 786.1ハ
「きちんと頂上まで登れるか心配•••」と毎年生徒から図書館のカウンターで聞く言葉です。
山道の歩き方の基本、ペース配分、口にした方がいい食べ物、事前のエクササイズと丁寧に記載されています。



『天文年鑑 2019年版  』誠文堂新光社 2019  440.59 テ
妙高周辺の地学ガイドとして星座関連の本も紹介しています。
天文部が合宿を行うぐらい美しい夜空の妙高を満喫して下さい。


『小林一茶 時代をよむ俳諧師」』青木 美智男 2012 山川出版社 (日本史リブレット人 063) 289.08ニコ
信州•越後の文学として紹介します。
立原道造、島崎藤村、小林一茶、伊藤左千夫など地域を感じながら古典に親しんで下さい。



『夏•秋の樹木』菱山忠三郎 1994 主婦の友社 653.2ヒ
ポケットサイズで手軽に利用できます。
山に入るといつもとは違う植物に出会います。名前がわかるとその植物が好きになります。

 「妙高登山を経験して、初めて附属高校生になる」と昔から言われる伝統行事の一つです。毎年不安そうな1年生を見てきました。低い高いにかかわらず、山頂に登れた山は一生の友になります。山の名前を耳にすれば「高校の時に登った!」と思い出す事でしょう。
苦しくても、楽しくても生徒の大切な山の一つになりますように。

            (東京学芸大附属高等学校 司書 岡田和美)

次の記事 前の記事 [ 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 ]