鹿児島県に行ってきました!
2012-10-11 15:36 | by 村上 |
10月6日、平成24年度日本教育大学協会研究集会が鹿児島で開催されました。第3分科会、附属学校の改革と実践の動向において、附属世田谷小学校司書・吉岡裕子、附属世田谷中学校司書・村上恭子、同司書教諭・桒原智美の3名が「東京学芸大学附属学校、世田谷地区での学校図書館活用教育の取組」を発表しました。
専任司書が常駐する学校図書館を活用した附属の授業実践をデータベース化し、当サイトを作成するに至った経緯とともに、世田谷地区小・中学校の具体的な図書館活用について話をさせていただきました。このデータベースを広く知ってもらう意味でも、発表の場をいただき、たいへん有意義でした。
翌日は、ぜひとも鹿児島の魅力的な学校図書館を見たい!と思っていた私たちの願いが叶い、鹿児島市立武小学校と、鹿児島県立短期大学の図書館を見学することができました。武小学校の学校司書・福田瑞代さんと、県立短大司書・岩下雅子さんの恩師でもある鹿児島国際短期大学教授の種村エイ子先生にも同席いただき、また若き教え子県立高校の司書・橋口麻里奈さんにもお会いできました。
武小学校の図書館は、その扉をあける前から、ワクワク感いっぱい。10月ということもあり、図書館はハロウィン一色!毎月必ず様々なテーマでガラリと雰囲気が変わって、子どもたちを迎え入れる図書館。子どもたちが帰った図書館を一夜にしてここまで変えてしまう福田さんの手腕には脱帽です。早まわしで図書館の裏舞台を見てみたい!と本気で思いました。決して広くはない図書館ですが、隅々まで司書の福田さんの手が入り、子どもたちがこの部屋を慈しんでいる様子が目に浮かぶようでした。様々な取組や、鹿児島市の学校司書が抱えている問題についても率直なお話を伺いました。このデータベースにも事例を戴ける約束をし、また、11月の「今月の学校図書館」には武小学校を紹介できそうですので、お楽しみに!
午後からは県立短期大学図書館へ。図書館専門員の岩下雅子さんは、元県立高校司書。前任校の加治木高校での手腕を買われ、県短に引き抜かれた岩下さん。この日は「住民生活に光をふりそそぐ交付金」で急遽ついた予算で耐震工事と書庫の拡張工事が入っていて、一部開館している状態での見学ではありましたが、岩下さんの抜群のセンスの良さに魅了されっぱなし。その後、この短期大学図書館のビフォー・アフターをパワーポイントで見せていただきました。それは、まさに「人」の力をまざまざと見せつけられる変貌ぶりでした。ぜひ鹿児島県立短期大学図書館での様々な取り組みについても、本サイトの中でご紹介させていただきたいとお願いしましたので、こちらも楽しみにお待ち下さい。
東京学芸大学附属世田谷中学校 村上恭子