「東京探検」附属特別支援学校
2017-09-14 09:23 | by 小野寺(主担) |
2017年9月13日(水)、附属特別支援学校にて
学校図書館を活用した授業実践「東京探検」(中学部1・2年 総合学習)がおこなわれました。
今年度の文科省受託事業「学校司書の資格・養成の在り方や資質能力の向上等に関する調査研究」の一環で、
学外からも含め参観者は17名でした。
◆授業の様子
●日 時:9月13日(水)13:30~14:20
●対 象:中学1年 7名、2年 7名
●場 所:中1教室、ランチルーム
●指導者:齋藤教諭、田沼司書 ほか
●題材名:
「楽しく学ぼう!東京スカイツリー!
~自分のテーマに関する本をさがそう~」
総合学習「東京探検」は、1・2年合同の授業で、「選ぶ」、「調べる」(現地で調べる・本やインターネットで調べる)、「まとめる」(ポスターを作る)、「発表する」(学習発表会)という4つの学習活動から構成され、題材は校外学習の目的地である東京スカイツリーを含む下町エリア(東武博物館、すみだ水族館、浅草)です。
●本時(4/22時間)
学校図書館を活用した授業実践「東京探検」(中学部1・2年 総合学習)がおこなわれました。
今年度の文科省受託事業「学校司書の資格・養成の在り方や資質能力の向上等に関する調査研究」の一環で、
学外からも含め参観者は17名でした。
◆授業の様子
●日 時:9月13日(水)13:30~14:20
●対 象:中学1年 7名、2年 7名
●場 所:中1教室、ランチルーム
●指導者:齋藤教諭、田沼司書 ほか
●題材名:
「楽しく学ぼう!東京スカイツリー!
~自分のテーマに関する本をさがそう~」
総合学習「東京探検」は、1・2年合同の授業で、「選ぶ」、「調べる」(現地で調べる・本やインターネットで調べる)、「まとめる」(ポスターを作る)、「発表する」(学習発表会)という4つの学習活動から構成され、題材は校外学習の目的地である東京スカイツリーを含む下町エリア(東武博物館、すみだ水族館、浅草)です。
●本時(4/22時間)
本時の目標は、3時間目(同日午前中)に決定したテーマを調べるための本を選ぶこと、本を用いた調べ学習の方法を知ること。まず、司書による東京スカイツリー、東武博物館、すみだ水族館、浅草(仲見世通り)4テーマに沿った本の紹介がありました。
授業者、司書教諭、学校司書との打ち合わせは、限られた時間の中で決して十分ではなかったとのことですが、
司書と生徒は小学部からのお付き合いにより、信頼関係が築かれているのだろうと感じられる場面が随所に見られました。午前中の授業で、司書が予測、準備していたテーマと違う素材を選んだ生徒がいて、急きょその対応。そのときには資料が見つけられなかったけれども、午後の授業の直前まで資料を隅々まであたり、どうにか載っている
資料を提供することができたそうです。
一人ひとりのテーマや関心度に個人差が大きいという特徴のある生徒の実態をとらえ、授業者と司書がその点を共有しているようでした。生徒たちは本の紹介を聞いているうちに、どんどん興味が引き出され、早く本を見てみたいという意欲を掻き立てられていました。
その後、教室の向かいにあるランチルームに設けられた「学大特設図書館」から、一人ひとりが本を選びました。「学大特設図書館」には、各附属学校図書館からの相互貸借による資料のほか、都立多摩図書館から団体貸出を受けた33冊も加えた資料が、テーマごとに並べられていました。生徒はその中から本を選び、ワークシートに書名を記入します。このワークシートは生徒の実態に合わせて工夫されたもので、自分のテーマの丸を付ける、書名を記入するという非常にシンプルなものでした。授業のまとめとして、何名かの生徒による選んだ本の発表がありました。
司書による本の紹介では、図鑑の使い方(目次と索引)も。授業の後半には、先生からもICTを活用(iPadを書画
カメラとして使用)して、再度、図鑑の使い方を説明がありました。
◆協議会
授業終了後、ランチルームにて協議会がおこなわれました。授業者の自評、司書教諭による附属特別支援学校の概要や学校図書館の取り組みの説明後、参観者の感想や意見等の発言、そして福本徹先生(国立教育政策研究所 総括研究官、国立特別支援教育総合研究所 客員研究員)よる指導・講評では、特別支援教育と新学習指導要領についても解説していただきました。
※本授業実践については、2017年12月23日(土・祝)文科省事業報告会にて授業者より発表を予定しています。報告会のプログラム等、詳細が決まり次第、データベーストップ画面「お知らせ」やメールマガジンでお知らせいたします。
授業者、司書教諭、学校司書との打ち合わせは、限られた時間の中で決して十分ではなかったとのことですが、
司書と生徒は小学部からのお付き合いにより、信頼関係が築かれているのだろうと感じられる場面が随所に見られました。午前中の授業で、司書が予測、準備していたテーマと違う素材を選んだ生徒がいて、急きょその対応。そのときには資料が見つけられなかったけれども、午後の授業の直前まで資料を隅々まであたり、どうにか載っている
資料を提供することができたそうです。
一人ひとりのテーマや関心度に個人差が大きいという特徴のある生徒の実態をとらえ、授業者と司書がその点を共有しているようでした。生徒たちは本の紹介を聞いているうちに、どんどん興味が引き出され、早く本を見てみたいという意欲を掻き立てられていました。
その後、教室の向かいにあるランチルームに設けられた「学大特設図書館」から、一人ひとりが本を選びました。「学大特設図書館」には、各附属学校図書館からの相互貸借による資料のほか、都立多摩図書館から団体貸出を受けた33冊も加えた資料が、テーマごとに並べられていました。生徒はその中から本を選び、ワークシートに書名を記入します。このワークシートは生徒の実態に合わせて工夫されたもので、自分のテーマの丸を付ける、書名を記入するという非常にシンプルなものでした。授業のまとめとして、何名かの生徒による選んだ本の発表がありました。
司書による本の紹介では、図鑑の使い方(目次と索引)も。授業の後半には、先生からもICTを活用(iPadを書画
カメラとして使用)して、再度、図鑑の使い方を説明がありました。
◆協議会
授業終了後、ランチルームにて協議会がおこなわれました。授業者の自評、司書教諭による附属特別支援学校の概要や学校図書館の取り組みの説明後、参観者の感想や意見等の発言、そして福本徹先生(国立教育政策研究所 総括研究官、国立特別支援教育総合研究所 客員研究員)よる指導・講評では、特別支援教育と新学習指導要領についても解説していただきました。
※本授業実践については、2017年12月23日(土・祝)文科省事業報告会にて授業者より発表を予定しています。報告会のプログラム等、詳細が決まり次第、データベーストップ画面「お知らせ」やメールマガジンでお知らせいたします。
(東京学芸大学附属大泉小学校 司書 小野寺愛美)