春のおとずれ

2014-03-09 22:28 | by 小野寺(主担) |

3月になっても、まだまだ寒い日が続いています。
春の温かさが待ち遠しいですね。
でも、自然の草花はたしかに春を迎える準備をしています。

 ★2年生の図書の時間に読み聞かせした2冊
  
 ふゆめ がっしょうだん (かがくのとも傑作集 どきどき・しぜん)

  長 新太
  福音館書店(1990/01/31)
  値段:¥ 945

  「みんなは みんなは きのめだよ・・・ぱっぱっぱっぱっ」
  
  長新太の詩に、木の芽の写真が添えられたこの本は、
  ぜひ声に出して読んであげたい本です。
                      読み聞かせしていると、自然と子どもたちも“合唱団”に参加。
                      一緒に、声に出す子もいます。

                      そして、なんといっても、“合唱団”メンバーの木の芽たちの個性豊かな顔が魅力的です。

木の芽たちが葉や花を咲かせる準備をしているころ、地面の下でも動きだしているものたちがいるようです。


 根っこのこどもたち目をさます

  ヘレン・ディーン フィッシュ
  童話館出版(2003/04)
  値段:¥ 1,400

  「それまで、ぐっすり ねむっていた 根っこのこどもたちを、
         土のおかあさんが、おこして あるいて いたのです。」

  「そして、根っこの おんなのこたちは、いそがしく 春にきる ふくを ぬいはじめます。」
    
                  「おとこのこたちも、やはり 春のしたくをするのに、いそがしく はたらいていたのでした。」

                  紹介しないと、子どもたちはなかなか手に取らない1冊ですが、読み聞かせをすると、よく聞き入って
                  います。人間の目では見えない、地面の下の世界の不思議なできごとに引き込まれるようです。

(東京学芸大学附属大泉小学校 司書 小野寺愛美)







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