おはなしのプレゼント

2013-12-18 21:30 | by 岡島(主担) |

「子どもたちへおはなしをプレゼント」

 
 
 竹早小学校では、一年から六年まで学期に一回保護者によるお話会が実施されています。ブラックパネルシアター(保護者の手作り)や鳴り物や演奏をしながらのよみきかせと趣向をこらしています。まるで、劇場にいったかのような完成度で、子どもたちや先生方も毎回楽しみにしています。

6年は芥川龍之介の『蜘蛛の糸』洗練された美しい文章と映像のブラックパネルシアター

5年は作成に試行錯誤し、工夫が随所にみられる『幸せな王子』アンデルセン、ブラックパネルシアターと星のおはなしと『りぼんのかたちのふゆのせいざオリオン』八坂泰磨福音館書店
冬の星座がわかりやすく、書かれています。読んだひとは、みな今夜の夜空を眺めたくなる一冊。星のお話は、


天の川・銀河の成り立ち・オリオン座の伝説を話し、星の上にセロハンで星座の絵をのせ、子どもたちが、目を輝かして見ていました。

 副校長先生は、『幸せのおうじ』の話は好きでこどもの頃の愛読書だったようです。
 読書ノートには、自分を犠牲にするお話ですが、じぶんだったらどうするか?書かれていたり、多くの人が幸せになり、悲しいおはなしでしたが、よかったですと感想をよせていました。ブラックパネルの王子さまは金ぱくや宝石がとれ、つばめもうごき、製作者の創意工夫に感嘆しました。

 4年は授業でこれから落語をまなぶので、『ちゃっくりがきぃふ―らくご絵本 (日本傑作絵本シリーズ) 』桂文我著 梶山俊夫 絵 福音館書店
擬音語がでてきて、楽しい絵本なので、思わず口ずさんでしまいます。
『てぶくろをかいに』新見南吉 

 3年 『そばせい』『じゅげむ』落語絵本 川端誠

 2年 『マッチうりの少女』ブラックパネルシアター
     『まくらのせんにん そこのあなたのまき』かがくい ひろし

 1年 『ふゆのよるのおくりもの』芭蕉みどりポプラ社
     ブッラクパネルシアター「赤鼻のトナカイ」「ジングルベル」

保護者のみなさんは、子どもたちの喜ぶ姿を糧に綿密に準備してくださるので、感謝の気持ちでいっぱいです。職員・保護者・子どもたちと感動をわかちあい、心にあたたか炎がともりました。

3学期はどんなおはなしをしてくださるのか、楽しみです。

(東京学芸大学附属竹早小学校 司書岡島玲子)











   


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