国際学級での読み聞かせ
2015-07-16 02:49 | by 小野寺(主担) |
本校には、海外で生活をした後、日本に帰国した児童を受け入れる国際学級「ゆり組」があります。
2015年度7月現在、
3年生2名、4年生4名、5年生7名、6年生7名の児童が在籍しています。
ゆり組では、週1回「はげみの時間」(25分間)に、読み聞かせの会をおこなっています。
もともとは、保護者の方からのお声掛けで始まったものですが、
司書が配置されてからは、保護者有志と司書で活動をしています。
この会では、ゆり組全学年が集まって、一緒にお話を楽しみます。
一人ひとりの子どもたちが住んでいた国、期間、帰国した時期、日本語の力がそれぞれ違うため、
保護者の方とよく相談をしながら、選書をしています。
1学期に読んだ本は・・・
2015年度7月現在、
3年生2名、4年生4名、5年生7名、6年生7名の児童が在籍しています。
ゆり組では、週1回「はげみの時間」(25分間)に、読み聞かせの会をおこなっています。
もともとは、保護者の方からのお声掛けで始まったものですが、
司書が配置されてからは、保護者有志と司書で活動をしています。
この会では、ゆり組全学年が集まって、一緒にお話を楽しみます。
一人ひとりの子どもたちが住んでいた国、期間、帰国した時期、日本語の力がそれぞれ違うため、
保護者の方とよく相談をしながら、選書をしています。
1学期に読んだ本は・・・
第1回(5/14) 『くわずにょうぼう』(こどものとも傑作集)/『ハンダのびっくりプレゼント』
第2回(5/21) 『三びきのやぎのがらがらどん』/『みんなうんち』(かがくのとも傑作集)/『かいじゅうたちのいるところ』
第3回(5/28) 『くまのコールテンくん』/『きょうりゅうのかいかた』(岩波子どもの本)
第4回(6/4) 『だいくとおにろく』(こどものとも傑作集)/『ママ、ママ、おなかがいたいよ』/「鳥呑爺」(『日本昔話百選』より)
第5回(6/11) 『まあちゃんのながいかみ』/『こいぬがうまれるよ』(福音館のかがくのほん)/
「かにかに、こそこそ」(『おはなしのろうそく17』より)
第6回(6/18) 『ろばのとしょかん』/『こんにちワニ』/『よあけ』
第7回(6/25) 『わたし』(かがくのとも絵本)/『ぞうくんのあめふりさんぽ』(こどものとも傑作集)/『はちうえはぼくにまかせて』
新学期のはじめには、転入、転出により子どもたちの顔ぶれが変わるのがゆり組の特徴です。
ですから、初回は日本で生まれ育ったら、幼いときに親しんできたであろう絵本を中心に選び、学期の後半にかけて、子どもたちの様子を見ながら、冊数を増やしたり、よりストーリ性のある本を選んだりと工夫をしています。
日本語の力は、まだ弱いけれども、興味関心は年相応または、それ以上のことに関心を持っている高学年の子もいるので、そのギャップをどう捉えて、この読み聞かせの時間を少しでも楽しんでもらえるようにと願いながら選書をしています。
子どもたちの様子をもっとも身近に見ていらっしゃる保護者の方と一緒に活動することで、より子どもたちの実態に沿うような本を選ぶことにつながり、司書にとっても勉強になります。
(東京学芸大学附属大泉小学校 司書 小野寺愛美)