きいろいお花が咲いているよ!

2016-03-04 14:31 | by 中山(主担) |


 春のおとづれを告げる絵本2冊。
 どちらも春に向かう雪景色の中から、最後に現れる「きいろの花」が素敵です。
 小学校1年生の3学期に読む絵本です。













『はなをくんくん』ルース・クラウス文 マーク・シーモント絵 きじまはじめ訳 福音館書店 1983年

『いいことってどんなこと』神沢利子作 片山健絵 福音館書店 2001年

『はなをくんくん』の日本語訳では、「やまねずみ」と訳されていますが、
原書を見ると the ground hogs となっています。
クマのように冬眠する数少ない動物で
カナダやアメリカでは春の到来を占う動物なんだそうです。
白黒の色遣いのほかに、表紙と最後のお花の色に黄色のみでてきます。
子どもたちには「なんでこの本は黄色い表紙なんだろうね。」と
ふってから読むこともあります。
今年は3月5日が「啓蟄(けいちつ)」で、二十四節気の話も少ししました。

 同様に、次の週に『いいことってどんなこと』を読みますが、本の見返しが青なんですね。「なんでこの色なんだろう…」と、読み終わった後に聞くことがあります。
雪の白と対照になる青は、迎える春の色で、水の色、空の色なんですね。
そして、最後の福寿草とおぼしき金色の花。
くりかえされる言葉が、
自然を表す様々な擬音語とともに春の喜びを重ねていってくれます。
 金色の福寿草とそれを雪の中で見つめる私の心臓の音…
共に生きる「いのち」を感じさせてくれます。

東京学芸大学附属小金井小学校司書 中山美由紀

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