雨の季節にはすてきな傘を

2011-06-10 16:00 | by 小野寺(主担) |


ジトジトした雨の季節は、
お気に入りのかさを持ち歩くと、
気持ちが晴れてくるかもしれません。
 
3・4年生に読み聞かせした本の中から1冊をご紹介します。
“かさ”が登場するこんな本はいかがでしょうか・・・ 

 

『かさどろぼう』 
  シビル・ウェッタシンハ 作・絵 いのくまようこ 訳 徳間書店
 
スリランカのある小さな村のはなし。
この村の人たちは、傘をみたことがありませんでした。雨が降れば、バナナやヤムイモのはっぱ、袋や布やかごをかぶって雨をよけていたのです。
ある日、この村のキリ・ママおじさんが生まれて初めて街へ出かけたとき目にしたものは、
色とりどり、模様もさまざまな「大きな花みたいな」ものでした。
それがかさだと知ったキリ・ママおじさんは、かさを買って村に持ち帰ったのですが、何者かに盗まれてしまい・・・。
 
 
かさの行方はもちろんのこと、スリランカの画家による絵もまた、聞き手を引きつけて魅力的。
ぜひ読み聞かせをして届けたい1冊です。
 
(東京学芸大学附属大泉小学校 小野寺愛美)

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