お知らせ
令和7年度がスタートしました。今年度より学校著作権ナビゲーターとして活躍中の原口直先生に、著作権アドバイザーになっていただきました。7月末には、「生成AIと著作権」をテーマに研修を企画中です。
また、当サイトは、「10代がえらぶ海外文学大賞」を一緒に盛り上げるために、活動していきます。ぜひ、全国の学校司書・司書教諭の皆様、ご協力よろしくお願いします。
I Dig Eduに動画コンテンツ「学校図書館を活用した教科連携事例 東京学芸大学附属国際中等教育学校の実践から」を掲載しました。
「ここは図書館だよ。なんでおしゃべりしないの?」(8月21日のオンラインイベント 筑波大学教授 吉田右子氏と前みんなの森メディアコスモス総合プロデューサー 吉成信夫氏との対談です。必見!)
過去の文科省事業報告会は、司書の学び から視聴申し込みができます。
新着案内
「今月の学校図書館」は 石川県白山市立北星中学校です。
「読書・情報リテラシー」は 学習発表会 2年生生活科で「NDCのうた」です。
授業実践事例:教科別目次
授業に役立つ学校図書館活用データベース:事例検索
コンテンツ詳細
管理番号 A0128
校種 中学校
教科・領域等 国語
単元
対象学年 中2
活用・支援の種類 資料提供
図書館とのかかわり
(レファレンスを含む) 各新聞の投書の傾向を調べさせたいので、新聞をクラス分用意してほしい。
授業のねらい・協働に
あたっての確認事項 新聞4紙を50日分ずつ用意してほしい。
各紙に10人ずつが取り組み、傾向をチェックしては、10分で次々他紙へとローテーションしていく。これは、自分たちの主張作文のための研究となる。
提示資料

本校では、朝日・読売・毎日・産経の4紙を購入し、それぞれ約50日分ずつ保存している。

それぞれの投書欄

採用された生徒の投書は、コピーして2年生の廊下に貼りだしている。
参考資料(含HP)
参考資料リンク http://
ブックリスト
キーワード1 複数の新聞
キーワード2 投書
キーワード3 主張作文
授業計画・指導案等 投書研究ワークシート.pdf
児童・生徒の作品
授業者 松原 洋子教諭
授業者コメント 新学習指導要領において新聞活用の有効性と促進がうたわれているにも関わらず、実生活の中では生徒は新聞を手にとることが少ない。新聞を取らない家庭が増え、TV・インターネット・携帯電話などのニュースで事足りると考えている生徒・保護者が多くなった。
しかし、新聞からは総合的に様々な学習と発展が期待できるし、新聞は生徒の人間形成にも役立つ。また、情報を受信するばかりではなく、情報を発信する場(つまり投書)が存在することも大切なことである。この頃はツイッターなどを通し、だらだらと情報を垂れ流したり相手を傷つけても平気な発信をしたりする者が多いが、彼らとは違った「公式」での意見の述べ方、相手を意識し、説得する技の会得を期待できる「投書」は、意見文を書く活動の一つとして有効である。
そこでまずは、新聞の投書研究から始めた。新聞を手に取ったこともない生徒たちは、投書面が第何面にあるのかもわからない。ようやく投書に辿りついたところで、4紙の新聞それぞれの投書を読み、分析をすることで、これから各自が書く投書のイメージを作り上げた。
全員が違う新聞を持ち、どんどん違う日にち、違う新聞社の投書に触れて傾向を探る。そのうえで各自が書きたいテーマを選び、既習の文章構成法や表現法のあれこれを使い、文章を書きあげた。新聞は社会に自分の意見を問うものであるので、保護者にも許可をいただいたうえで教員がまとめて新聞社に送った。
その結果として、159名中30名の投書が採用され、紙面を飾った。中には大きな反響があったものもある。生徒の投書をもとに様々な年齢層の方から次々に意見をいただいたということが幾例もあり、生徒は自分の主張が確かに社会に発信されたことを実感するとともに、公式の発言ならではの責任の重さをも意識できたようである。
後日談を1つ。仲間の投書が載るにつけ、それまで誰にも振り向かれなかった新聞が複数の生徒に読まれるようになった。昼休みに新聞を広げながら、また複数の新聞記事を比較しながら、いろいろな話に花を咲かせている。まだまだ一部の生徒の行動ではあるが、今回の実践により新聞というハードルが低くなったことは確かである。これからも新聞が身の回りにある生活をめざしていきたい。
司書・司書教諭コメント これまでも昼休みに「いったい何を読んでいるのか」と疑問に思うほど熱心に新聞を読んでいる生徒はいたが、ごく少数であった。今回一学年全員が新聞というものに触れた意義は大きいと思う。ノーベル賞や、政権交代など大きな出来事には新聞を見に来る生徒も多かった。
情報提供校 東京学芸大学附属小金井中学校
事例作成日 2012.12.21
事例作成者氏名 松原洋子教諭 井谷由紀司書
記入者:井谷(主担)
カウンタ
3163680 : 2010年9月14日より
令和7年度がスタートしました。今年度より学校著作権ナビゲーターとして活躍中の原口直先生に、著作権アドバイザーになっていただきました。7月末には、「生成AIと著作権」をテーマに研修を企画中です。
また、当サイトは、「10代がえらぶ海外文学大賞」を一緒に盛り上げるために、活動していきます。ぜひ、全国の学校司書・司書教諭の皆様、ご協力よろしくお願いします。
I Dig Eduに動画コンテンツ「学校図書館を活用した教科連携事例 東京学芸大学附属国際中等教育学校の実践から」を掲載しました。
「ここは図書館だよ。なんでおしゃべりしないの?」(8月21日のオンラインイベント 筑波大学教授 吉田右子氏と前みんなの森メディアコスモス総合プロデューサー 吉成信夫氏との対談です。必見!)
過去の文科省事業報告会は、司書の学び から視聴申し込みができます。
「今月の学校図書館」は 石川県白山市立北星中学校です。
「読書・情報リテラシー」は 学習発表会 2年生生活科で「NDCのうた」です。
授業実践事例:教科別目次
授業に役立つ学校図書館活用データベース:事例検索
コンテンツ詳細
管理番号 A0128
校種 中学校
教科・領域等 国語
単元
対象学年 中2
活用・支援の種類 資料提供
図書館とのかかわり
(レファレンスを含む) 各新聞の投書の傾向を調べさせたいので、新聞をクラス分用意してほしい。
授業のねらい・協働に
あたっての確認事項 新聞4紙を50日分ずつ用意してほしい。
各紙に10人ずつが取り組み、傾向をチェックしては、10分で次々他紙へとローテーションしていく。これは、自分たちの主張作文のための研究となる。
提示資料

本校では、朝日・読売・毎日・産経の4紙を購入し、それぞれ約50日分ずつ保存している。

それぞれの投書欄

採用された生徒の投書は、コピーして2年生の廊下に貼りだしている。
参考資料(含HP)
参考資料リンク http://
ブックリスト
キーワード1 複数の新聞
キーワード2 投書
キーワード3 主張作文
授業計画・指導案等 投書研究ワークシート.pdf
児童・生徒の作品
授業者 松原 洋子教諭
授業者コメント 新学習指導要領において新聞活用の有効性と促進がうたわれているにも関わらず、実生活の中では生徒は新聞を手にとることが少ない。新聞を取らない家庭が増え、TV・インターネット・携帯電話などのニュースで事足りると考えている生徒・保護者が多くなった。
しかし、新聞からは総合的に様々な学習と発展が期待できるし、新聞は生徒の人間形成にも役立つ。また、情報を受信するばかりではなく、情報を発信する場(つまり投書)が存在することも大切なことである。この頃はツイッターなどを通し、だらだらと情報を垂れ流したり相手を傷つけても平気な発信をしたりする者が多いが、彼らとは違った「公式」での意見の述べ方、相手を意識し、説得する技の会得を期待できる「投書」は、意見文を書く活動の一つとして有効である。
そこでまずは、新聞の投書研究から始めた。新聞を手に取ったこともない生徒たちは、投書面が第何面にあるのかもわからない。ようやく投書に辿りついたところで、4紙の新聞それぞれの投書を読み、分析をすることで、これから各自が書く投書のイメージを作り上げた。
全員が違う新聞を持ち、どんどん違う日にち、違う新聞社の投書に触れて傾向を探る。そのうえで各自が書きたいテーマを選び、既習の文章構成法や表現法のあれこれを使い、文章を書きあげた。新聞は社会に自分の意見を問うものであるので、保護者にも許可をいただいたうえで教員がまとめて新聞社に送った。
その結果として、159名中30名の投書が採用され、紙面を飾った。中には大きな反響があったものもある。生徒の投書をもとに様々な年齢層の方から次々に意見をいただいたということが幾例もあり、生徒は自分の主張が確かに社会に発信されたことを実感するとともに、公式の発言ならではの責任の重さをも意識できたようである。
後日談を1つ。仲間の投書が載るにつけ、それまで誰にも振り向かれなかった新聞が複数の生徒に読まれるようになった。昼休みに新聞を広げながら、また複数の新聞記事を比較しながら、いろいろな話に花を咲かせている。まだまだ一部の生徒の行動ではあるが、今回の実践により新聞というハードルが低くなったことは確かである。これからも新聞が身の回りにある生活をめざしていきたい。
司書・司書教諭コメント これまでも昼休みに「いったい何を読んでいるのか」と疑問に思うほど熱心に新聞を読んでいる生徒はいたが、ごく少数であった。今回一学年全員が新聞というものに触れた意義は大きいと思う。ノーベル賞や、政権交代など大きな出来事には新聞を見に来る生徒も多かった。
情報提供校 東京学芸大学附属小金井中学校
事例作成日 2012.12.21
事例作成者氏名 松原洋子教諭 井谷由紀司書
記入者:井谷(主担)
カウンタ
3163680 : 2010年9月14日より
コンテンツ詳細
管理番号 | A0128 |
---|---|
校種 | 中学校 |
教科・領域等 | 国語 |
単元 | |
対象学年 | 中2 |
活用・支援の種類 | 資料提供 |
図書館とのかかわり (レファレンスを含む) | 各新聞の投書の傾向を調べさせたいので、新聞をクラス分用意してほしい。 |
授業のねらい・協働に あたっての確認事項 | 新聞4紙を50日分ずつ用意してほしい。 各紙に10人ずつが取り組み、傾向をチェックしては、10分で次々他紙へとローテーションしていく。これは、自分たちの主張作文のための研究となる。 |
提示資料 | |
![]() | 本校では、朝日・読売・毎日・産経の4紙を購入し、それぞれ約50日分ずつ保存している。 |
![]() | それぞれの投書欄 |
![]() | 採用された生徒の投書は、コピーして2年生の廊下に貼りだしている。 |
参考資料(含HP) | |
参考資料リンク | http:// |
ブックリスト | |
キーワード1 | 複数の新聞 |
キーワード2 | 投書 |
キーワード3 | 主張作文 |
授業計画・指導案等 | 投書研究ワークシート.pdf |
児童・生徒の作品 | |
授業者 | 松原 洋子教諭 |
授業者コメント | 新学習指導要領において新聞活用の有効性と促進がうたわれているにも関わらず、実生活の中では生徒は新聞を手にとることが少ない。新聞を取らない家庭が増え、TV・インターネット・携帯電話などのニュースで事足りると考えている生徒・保護者が多くなった。 しかし、新聞からは総合的に様々な学習と発展が期待できるし、新聞は生徒の人間形成にも役立つ。また、情報を受信するばかりではなく、情報を発信する場(つまり投書)が存在することも大切なことである。この頃はツイッターなどを通し、だらだらと情報を垂れ流したり相手を傷つけても平気な発信をしたりする者が多いが、彼らとは違った「公式」での意見の述べ方、相手を意識し、説得する技の会得を期待できる「投書」は、意見文を書く活動の一つとして有効である。 そこでまずは、新聞の投書研究から始めた。新聞を手に取ったこともない生徒たちは、投書面が第何面にあるのかもわからない。ようやく投書に辿りついたところで、4紙の新聞それぞれの投書を読み、分析をすることで、これから各自が書く投書のイメージを作り上げた。 全員が違う新聞を持ち、どんどん違う日にち、違う新聞社の投書に触れて傾向を探る。そのうえで各自が書きたいテーマを選び、既習の文章構成法や表現法のあれこれを使い、文章を書きあげた。新聞は社会に自分の意見を問うものであるので、保護者にも許可をいただいたうえで教員がまとめて新聞社に送った。 その結果として、159名中30名の投書が採用され、紙面を飾った。中には大きな反響があったものもある。生徒の投書をもとに様々な年齢層の方から次々に意見をいただいたということが幾例もあり、生徒は自分の主張が確かに社会に発信されたことを実感するとともに、公式の発言ならではの責任の重さをも意識できたようである。 後日談を1つ。仲間の投書が載るにつけ、それまで誰にも振り向かれなかった新聞が複数の生徒に読まれるようになった。昼休みに新聞を広げながら、また複数の新聞記事を比較しながら、いろいろな話に花を咲かせている。まだまだ一部の生徒の行動ではあるが、今回の実践により新聞というハードルが低くなったことは確かである。これからも新聞が身の回りにある生活をめざしていきたい。 |
司書・司書教諭コメント | これまでも昼休みに「いったい何を読んでいるのか」と疑問に思うほど熱心に新聞を読んでいる生徒はいたが、ごく少数であった。今回一学年全員が新聞というものに触れた意義は大きいと思う。ノーベル賞や、政権交代など大きな出来事には新聞を見に来る生徒も多かった。 |
情報提供校 | 東京学芸大学附属小金井中学校 |
事例作成日 | 2012.12.21 |
事例作成者氏名 | 松原洋子教諭 井谷由紀司書 |
記入者:井谷(主担)