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学校図書館は新たな授業づくりを応援します。今月の学校図書館へ

お知らせ

〜お知らせ〜

 今年度も、文科省事業報告会を開催します。日程は、12月14日(土)午後1時~5時 オンラインでの開催です。プログラムの詳細はこちらをご覧ください。

 申し込みはこちらからどうぞ。 

 学校図書館応援講座「八束澄子さんと、新刊と、これまでの作品全巻」の録画視聴を希望する方は、こちらからどうぞ。(視聴後、感想を共有しています。)

「ここは図書館だよ。なんでおしゃべりしないの?」(8月21日のオンラインイベント「公共図書館から学ぶ」の動画を見ることができます。)

令和5年度文科省事業報告会 みんなで使おう!学校図書館Vol.15」の視聴を希望する方は、 ココからお申し込みください。尚、報告会を視聴されましたら、アンケートにご協力ください。
なお、当日のQ&Aにいただきました質問の回答は、活かそう司書のまなびに掲載しました。

令和4年度文科省事業報告会「みんなで使おう!学校図書館 Vol14」→録画視聴申し込みフォーム 

2020年11月5日に、「学校図書館の検索のイマ!Part2」に参加しました。現在録画配信→ こちら。 

「学校図書館の検索のイマ!Part1」→こちら 当日のプレゼン資料 

新着案内

「今月の学校図書館」は 神奈川県立平塚農商高等学校です。
「読書・情報リテラシー」は「新書を知ろう!」です。

「授業と学校図書館」は、学校図書館・学校司書による授業支援を伝えるです。

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コンテンツ詳細

管理番号A0223
校種中学校
教科・領域等国語
単元戦争と向き合うことで命を見つめ、伝える言葉の力を実感し合う学習指導 ~さまざまな較べ読みを通して~
対象学年中2
活用・支援の種類資料提供
図書館とのかかわり
(レファレンスを含む)
太平洋戦争に関する本で、短時間に読めて理解を深めることができるものをたくさん集めてほしい。
授業のねらい・協働に
あたっての確認事項
様々な太平洋戦争に関する文章を授業で学んだあとの発展学習として、各自が興味のある本を読書する時間を1時間とり、その後レポートにまとめる。3年生の12月という時期なので、できれば、授業時間内に読み終わるような長さのものもたくさん揃えてほしい。


提示資料各附属学校に依頼して、絵本・写真集・フィクションなど多様な資料を送っていただいた。また、授業者が記念館や資料館で入手したパンフレットなども資料として加えた。
『不戦へつなぐ戦没学生遺稿遺品展』わだつみのこえ記念館  2013.8 学徒出陣70年記念として編集されたもの。戦争体験世代の平和への意志を、若い世代につなぎ、受け継いでほしいとの願いが込められている。40ページほどではあるが、戦没学生たちの残した日記や手紙に直接触れられる、貴重な資料である。
『知覧からの手紙』水口文乃 新潮社 2007.7 特攻隊員の婚約者だった女性が、思い出を語ったもの。授業でも取り上げたため、多くの女子生徒が選んでいた。
『綾瀬はるか「戦争」を聞く』TBSテレビニュース23 岩波ジュニア新書 2013.4 広島出身の女優綾瀬はるかが、TBSの番組の中で、広島・長崎・沖縄・ハワイを訪ね、戦争体験を聞いたもの。 中学生もよく知っている女優が聞き手となっており、手に取りやすく読みやすい1冊。
参考資料(含HP)
参考資料リンクhttp://
ブックリスト太平洋戦争発展読書ブックリスト.xls


キーワード1
キーワード2言葉の力
キーワード3戦争
授業計画・指導案等指導計画 戦争.pdf
児童・生徒の作品
授業者松原洋子教諭
授業者コメント今回のテーマは、①「太平洋戦争の戦時下」にあって②「自分や大切な人の命を見つめて生きた人々」が③「どのように思いを『言葉』で伝えたか、その『言葉の力』はどのようなものか」という、複雑に条件が絡んだものであった。つまり、「戦争」「命」「言葉の力」というテーマが三つ巴になったため、教師は教材の選定に苦しんだし、生徒も、例えば総合の時間や社会科の時間で行われるような「戦争の調べ学習」とはかなり異なり、学んだことをいかして発展読書をし、さらにまとめのレポートを書くという活動がかなり難しかった。 発展読書用に用意した本は「一般的な『戦争を知る』本」であったので、そちらにひきずられ、「戦時中の食糧事情・服装」をテーマにレポートを書いてしまう生徒もいた。用意した書籍だけではなく、自宅にある本や自分で興味を持って調べたものもよしとしたために、戦時中の言葉をインターネットで調べた結果、戦後の民主主義の教室にはふさわしくない言葉を羅列してしまった生徒もいた。  結果として、要求されるものが非常にハードルの高いまとめのレポートとなってしまったものの、今回「較べ読み」を授業実践に導入していたため、1つの教材、1つのテーマには興味を持てなくても、別の教材、別のテーマになら興味を持つという場面が多々見られた。ゆえに、全員が今回の実践で用意された教材・資料に対し、何かしらに興味を持つことができたため、レポートが書けないという生徒はいなかった。発展読書の資料においても、用意された資料が多岐にわたったため、それぞれの生徒が自分の興味を持ったテーマについて追究することができた。 今回のテーマにおいては、ある程度授業者のほうで発展読書の幅を決めておいたほうがよかったかもしれない。しかしながら、これまで「戦争」に対して無関心であった生徒たちが、昔の人々の遺した思いを真剣に受けとめ、それぞれの切り口でさらに考えようとする姿勢があったのは、成果といってよいと思う。 ※詳細は拙論の、東京学芸大学附属小金井中学校研究紀要第51号「戦争と向き合うことで命を見つめ、伝える言葉の力を実感し合う学習指導~さまざまな較べ読みを通して(中学3年)~ 」(松原洋子)をご参照ください。
司書・司書教諭コメント200冊余りの書籍やパンフレット等を、【全般・空襲・沖縄・原爆・戦地・学徒出陣・日記や遺書・無言館・シベリア抑留・引き揚げ】の10項目に分けて、それぞれかごに入れ見出しを付けた。事前にブックリストは渡さなかったが、既に授業の中で興味のある分野は決まっていたようで、読書の時間にはあまり迷うことなく、本を手に取って読み始めていた。個人的には、いい本だと思ってもなかなか手に取られることのなかった『八月の光 朽木祥 偕成社』などが読まれていてうれしかった。
情報提供校東京学芸大学附属小金井中学校
事例作成日2015.3.25
事例作成者氏名井谷由紀
記入者:井谷(主担)

カウンタ

2693709 : 2010年9月14日より