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学校図書館は新たな授業づくりを応援します。今月の学校図書館へ

お知らせ

〜お知らせ〜

 今年度も、文科省事業報告会を開催します。日程は、12月14日(土)午後1時~5時 オンラインでの開催です。プログラムの詳細はこちらをご覧ください。

 申し込みはこちらからどうぞ。 

 学校図書館応援講座「八束澄子さんと、新刊と、これまでの作品全巻」の録画視聴を希望する方は、こちらからどうぞ。(視聴後、感想を共有しています。)

「ここは図書館だよ。なんでおしゃべりしないの?」(8月21日のオンラインイベント「公共図書館から学ぶ」の動画を見ることができます。)

令和5年度文科省事業報告会 みんなで使おう!学校図書館Vol.15」の視聴を希望する方は、 ココからお申し込みください。尚、報告会を視聴されましたら、アンケートにご協力ください。
なお、当日のQ&Aにいただきました質問の回答は、活かそう司書のまなびに掲載しました。

令和4年度文科省事業報告会「みんなで使おう!学校図書館 Vol14」→録画視聴申し込みフォーム 

2020年11月5日に、「学校図書館の検索のイマ!Part2」に参加しました。現在録画配信→ こちら。 

「学校図書館の検索のイマ!Part1」→こちら 当日のプレゼン資料 

新着案内

「今月の学校図書館」は 神奈川県立平塚農商高等学校です。
「読書・情報リテラシー」は「新書を知ろう!」です。

「授業と学校図書館」は、学校図書館・学校司書による授業支援を伝えるです。

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コンテンツ詳細

管理番号A0281
校種高校
教科・領域等社会
単元17・18世紀のヨーロッパ
対象学年高1
活用・支援の種類資料提供・コラボレーションによる授業デザイン
図書館とのかかわり
(レファレンスを含む)
生徒が、絵画から時代を読み取っていくような探究型の授業を、図書館とのコラボレーションでやりたい。
授業のねらい・協働に
あたっての確認事項
最もこだわったのは授業のゴールを共有することです。この授業で何を目指すのかということを何度も確認しあって、必要な資料をできるだけたくさん集めて提供しました。キーワードは、ルーベンス、ベラスケス、レンブラント、フラゴナールの絵画、時代背景とのつながり、パフォーマンス課題。


提示資料生徒がよく見ていた本。比較的新しいもの、入門書的なものの中から三冊紹介。
山田五郎『知識ゼロからの西洋絵画史入門』 幻冬舎 2011年: 西洋絵画の名作を、歴史的背景を踏まえて解説。カラーの図解とイラストで分かりやすい。同時代の日本での出来事も出てくる。
大友義博『一生に一度は見たい西洋絵画BEST100』宝島社 2013年: 名作100点。欧米44美術館、63作家の代表作を網羅。大判で見やすく、ページを開いていくと美術館めぐりをしているような気分になる。
匠秀夫監修『朝日美術鑑賞講座4 名画の見どころ読みどころ 17世紀バロック絵画②』 朝日新聞社 1992年: 美術鑑賞講座シリーズの中の一冊。画家や時代についての解説が充実。
参考資料(含HP)
参考資料リンクhttp://
ブックリスト世界史ブックリスト.xls


キーワード1探究
キーワード2対話型鑑賞
キーワード3パフォーマンス課題
授業計画・指導案等世界史指導案.pdf
児童・生徒の作品
授業者藤井聡子・梶木尚美
授業者コメント調べ学習では、司書補と司書教諭が手分けして、授業に関連する図書55冊も集めてくれた。 これはどの先生も口に揃えて言ったが、授業者だけでは絶対に時間的に無理。さらに美術館ごとや時期ごとに編集された本などが多くて、生徒は探しにくい。司書補がどの本にどの画家の作品が入っているかを一覧表にして教室に掲示してくれた。授業をみた司書補が、普段誰も借りてくれない美術書を生徒が熱心に見ている様子を見て、「あまりに嬉しくて感動した」と言ったほど、図書の活用は成功した。  iPadの利用も検討したが、iPadはすぐにキーワードでダイレクトに情報に直結してしまう。また情報を切り貼りしてしまうので、しばらくしてから使用を許可したが、生徒は十分ある資料を見た後なので、課題の画像検索と用語の意味調べ程度にしか使っていなかった。  さらに、3時間目の課題の「鑑賞のしおり」の制作では、「作り始める→調べる→話し合う→根拠は?→調べる」の探究のプロセスを繰り返し、目標に近づいていく。この授業構成も、司書教諭と共同で、生徒の様子を観察しながら何度も話し合って授業デザインしたので、生徒の図書の活用は最後まで続いていたのも、すばらしかった。この、共同で授業デザインをする、これが今回体験した一番面白くて有意義なことだった。
司書・司書教諭コメントめざせ、メディアスぺシャリスト!を胸に、情報活用の専門家としてできることを思いつく限りやってみた。教科における探究型学習では、教科の目標を明確にして共有することが一番大切。世界史の授業内容について、教科のプロである世界史の先生から、「この分野をこんな深さ・広さで学んでほしいの!」との熱い思いを受け取った。教科の学習目標達成に向かって共に取り組んだ数か月間。一緒に登山をした気分だ。生徒はとてもいきいきと、楽しくかつ悩みながらの活動を続けていた。生徒の学びが深くなった分、私のガイドの腕も鍛えられたと思う。生徒と一緒に教員チームも探究し続けた日々は、とても大変だったが楽しかった。形成的評価、授業改善については手ごたえがあったが、総括的評価は今後の課題である。 『研究紀要』第49集 (大阪教育大学附属高等学校池田校舎 2017年発行) に掲載。
情報提供校大阪教育大学附属高等学校池田校舎
事例作成日事例作成2017年3月27日 /授業実践2015年11月21日
事例作成者氏名司書教諭 梶木尚美 
記入者:村上

カウンタ

2692295 : 2010年9月14日より