お知らせ
令和7年度がスタートしました。今年度より学校著作権ナビゲーターとして活躍中の原口直先生に、著作権アドバイザーになっていただきました。7月末には、「生成AIと著作権」をテーマに研修を企画中です。
また、当サイトは、「10代がえらぶ海外文学大賞」を一緒に盛り上げるために、活動していきます。ぜひ、全国の学校司書・司書教諭の皆様、ご協力よろしくお願いします。
I Dig Eduに動画コンテンツ「学校図書館を活用した教科連携事例 東京学芸大学附属国際中等教育学校の実践から」を掲載しました。
「ここは図書館だよ。なんでおしゃべりしないの?」(8月21日のオンラインイベント 筑波大学教授 吉田右子氏と前みんなの森メディアコスモス総合プロデューサー 吉成信夫氏との対談です。必見!)
過去の文科省事業報告会は、司書の学び から視聴申し込みができます。
新着案内
「今月の学校図書館」は 石川県白山市立北星中学校です。
「読書・情報リテラシー」は 学習発表会 2年生生活科で「NDCのうた」です。
授業実践事例:教科別目次
授業に役立つ学校図書館活用データベース:事例検索
コンテンツ詳細
管理番号 A0406
校種 高校
教科・領域等 国語
単元 現国 『ポスト真実時代のジャーナリズム』
対象学年 高1
活用・支援の種類 図書館授業、資料支援
図書館とのかかわり
(レファレンスを含む) 図書館で購読している朝日、毎日、読売新聞を活用し、「異質」をテーマに様々な観点から情報を収集・整理してA4用紙に記事を作成しまとめる。教育実習生への図書館授業と資料支援をお願いする。
授業のねらい・協働に
あたっての確認事項 学習テーマは「異質だと思う情報や記事を意識化して新聞から探そう」日頃高校生はスマフォから情報を得ている。同質で同じ意見のものばかりに囲まれている現状を理解し、違う意見を見出す力を育てる授業とする。
提示資料

『メディア不信 』 林 香里 2017 岩波書店 ISBN: 978-4-00-431685-5 070.14ハ
マスメディアの虚報と公平性について書かれている。ソーシャルメディアの台頭によってネット上でのこ問題点、報道の変化についても書かれている。

『 ジャーナリズムの可能性 』 原 寿雄 2009 岩波書店 ISBN: 978-4-00-431170-6 070.4
報道の自律、自主規制、主体性について記載されており、同時に個々が行うSNSでの発信についても同様な点が問われる内容となっている。

『他者の苦痛へのまなざし 』 スーザン・ソンタグ 2003 みすず書房 ISBN: 4-622-07047-2 070.17ソ
他の教員が国語で取り上げた図書。写真という視覚的な媒体をを取り上げている。他の教員の使用した図書を違う単元でも取り上げ、資料の多面的な活用を行う。
参考資料(含HP)
参考資料リンク http://
ブックリスト ポスト真実時代のジャーナリズム(.xlsx).xlsx
キーワード1 情報リテラシー
キーワード2 新聞活用
キーワード3 NIE
授業計画・指導案等 「ポスト真実時代のジャーナリズム」4時間目.pdf
児童・生徒の作品 http://
授業者 塚越 美友
授業者コメント 本来は学校図書館で授業を行う予定だったが、台風による臨時休校のため、オンラインで行った。そのため、実際に新聞を使って、自分とは考えが異なる異質な記事を探す活動はできなかった。しかし、生徒たちはネットから様々と記事を探すことができ、遜色なく活動を行うことができた。国葬を行うことに対する国民の反応の違いを表した記事や、米の消費量は減少しているにもかかわらずパックのご飯は売り上げを伸ばしているデータを示した記事、園児バスで女児が死亡した原因は事故予防を検討する機会がなかったと意見する記事など、いろいろな記事が出てきて興味深いものばかりだった。そのような記事を読んで、共感している生徒もいれば、共感できないと主張している生徒もいた。この活動を通して、自分とは考えが異なる意見に触れることができ、新たな考え方を身に付けられていた。やはり、記事を探すのに個人差が大きく出てしまった。そこで、早くできた生徒には他の記事も探すよう指示し、遅い生徒には記事例から探すよう指示して、授業時間を有効に使えるように工夫した。
司書・司書教諭コメント 先日の学習会「誰が国語力を殺すのか」でも若年層の読む力の劣化が問題視されていた。情報を集めるツールが変われば情報を理解する能力も変化する。実習生と話し合った結果、社会全体の情報を伝達する、洗練された技術や形式を持った新聞紙面という媒体のみを活用するという手法を取る予定であった。台風のため急遽オンラインでの授業となったのは非常に残念ではあったが、コロナ以降オンライン授業での問題点も指摘される中において、このような形で情報リテラシーを高める国語授業を行なった事は、今後のオンライン対応の際に意味のあることだとも思った。
新聞を購読していない、紙媒体で読んでいない高校生に新聞活用を通して情報を多面的に幅広く受け入れる授業を今後の国語で取り入れる事も視野に入れて蔵書構成等を考えていく。
情報提供校 東京学芸大学附属高等学校
事例作成日 2022/09/22
事例作成者氏名 岡田和美
記入者:岡田(主担)
カウンタ
3146151 : 2010年9月14日より
令和7年度がスタートしました。今年度より学校著作権ナビゲーターとして活躍中の原口直先生に、著作権アドバイザーになっていただきました。7月末には、「生成AIと著作権」をテーマに研修を企画中です。
また、当サイトは、「10代がえらぶ海外文学大賞」を一緒に盛り上げるために、活動していきます。ぜひ、全国の学校司書・司書教諭の皆様、ご協力よろしくお願いします。
I Dig Eduに動画コンテンツ「学校図書館を活用した教科連携事例 東京学芸大学附属国際中等教育学校の実践から」を掲載しました。
「ここは図書館だよ。なんでおしゃべりしないの?」(8月21日のオンラインイベント 筑波大学教授 吉田右子氏と前みんなの森メディアコスモス総合プロデューサー 吉成信夫氏との対談です。必見!)
過去の文科省事業報告会は、司書の学び から視聴申し込みができます。
「今月の学校図書館」は 石川県白山市立北星中学校です。
「読書・情報リテラシー」は 学習発表会 2年生生活科で「NDCのうた」です。
授業実践事例:教科別目次
授業に役立つ学校図書館活用データベース:事例検索
コンテンツ詳細
管理番号 A0406
校種 高校
教科・領域等 国語
単元 現国 『ポスト真実時代のジャーナリズム』
対象学年 高1
活用・支援の種類 図書館授業、資料支援
図書館とのかかわり
(レファレンスを含む) 図書館で購読している朝日、毎日、読売新聞を活用し、「異質」をテーマに様々な観点から情報を収集・整理してA4用紙に記事を作成しまとめる。教育実習生への図書館授業と資料支援をお願いする。
授業のねらい・協働に
あたっての確認事項 学習テーマは「異質だと思う情報や記事を意識化して新聞から探そう」日頃高校生はスマフォから情報を得ている。同質で同じ意見のものばかりに囲まれている現状を理解し、違う意見を見出す力を育てる授業とする。
提示資料

『メディア不信 』 林 香里 2017 岩波書店 ISBN: 978-4-00-431685-5 070.14ハ
マスメディアの虚報と公平性について書かれている。ソーシャルメディアの台頭によってネット上でのこ問題点、報道の変化についても書かれている。

『 ジャーナリズムの可能性 』 原 寿雄 2009 岩波書店 ISBN: 978-4-00-431170-6 070.4
報道の自律、自主規制、主体性について記載されており、同時に個々が行うSNSでの発信についても同様な点が問われる内容となっている。

『他者の苦痛へのまなざし 』 スーザン・ソンタグ 2003 みすず書房 ISBN: 4-622-07047-2 070.17ソ
他の教員が国語で取り上げた図書。写真という視覚的な媒体をを取り上げている。他の教員の使用した図書を違う単元でも取り上げ、資料の多面的な活用を行う。
参考資料(含HP)
参考資料リンク http://
ブックリスト ポスト真実時代のジャーナリズム(.xlsx).xlsx
キーワード1 情報リテラシー
キーワード2 新聞活用
キーワード3 NIE
授業計画・指導案等 「ポスト真実時代のジャーナリズム」4時間目.pdf
児童・生徒の作品 http://
授業者 塚越 美友
授業者コメント 本来は学校図書館で授業を行う予定だったが、台風による臨時休校のため、オンラインで行った。そのため、実際に新聞を使って、自分とは考えが異なる異質な記事を探す活動はできなかった。しかし、生徒たちはネットから様々と記事を探すことができ、遜色なく活動を行うことができた。国葬を行うことに対する国民の反応の違いを表した記事や、米の消費量は減少しているにもかかわらずパックのご飯は売り上げを伸ばしているデータを示した記事、園児バスで女児が死亡した原因は事故予防を検討する機会がなかったと意見する記事など、いろいろな記事が出てきて興味深いものばかりだった。そのような記事を読んで、共感している生徒もいれば、共感できないと主張している生徒もいた。この活動を通して、自分とは考えが異なる意見に触れることができ、新たな考え方を身に付けられていた。やはり、記事を探すのに個人差が大きく出てしまった。そこで、早くできた生徒には他の記事も探すよう指示し、遅い生徒には記事例から探すよう指示して、授業時間を有効に使えるように工夫した。
司書・司書教諭コメント 先日の学習会「誰が国語力を殺すのか」でも若年層の読む力の劣化が問題視されていた。情報を集めるツールが変われば情報を理解する能力も変化する。実習生と話し合った結果、社会全体の情報を伝達する、洗練された技術や形式を持った新聞紙面という媒体のみを活用するという手法を取る予定であった。台風のため急遽オンラインでの授業となったのは非常に残念ではあったが、コロナ以降オンライン授業での問題点も指摘される中において、このような形で情報リテラシーを高める国語授業を行なった事は、今後のオンライン対応の際に意味のあることだとも思った。
新聞を購読していない、紙媒体で読んでいない高校生に新聞活用を通して情報を多面的に幅広く受け入れる授業を今後の国語で取り入れる事も視野に入れて蔵書構成等を考えていく。
情報提供校 東京学芸大学附属高等学校
事例作成日 2022/09/22
事例作成者氏名 岡田和美
記入者:岡田(主担)
カウンタ
3146151 : 2010年9月14日より
コンテンツ詳細
管理番号 | A0406 |
---|---|
校種 | 高校 |
教科・領域等 | 国語 |
単元 | 現国 『ポスト真実時代のジャーナリズム』 |
対象学年 | 高1 |
活用・支援の種類 | 図書館授業、資料支援 |
図書館とのかかわり (レファレンスを含む) | 図書館で購読している朝日、毎日、読売新聞を活用し、「異質」をテーマに様々な観点から情報を収集・整理してA4用紙に記事を作成しまとめる。教育実習生への図書館授業と資料支援をお願いする。 |
授業のねらい・協働に あたっての確認事項 | 学習テーマは「異質だと思う情報や記事を意識化して新聞から探そう」日頃高校生はスマフォから情報を得ている。同質で同じ意見のものばかりに囲まれている現状を理解し、違う意見を見出す力を育てる授業とする。 |
提示資料 | |
![]() | 『メディア不信 』 林 香里 2017 岩波書店 ISBN: 978-4-00-431685-5 070.14ハ マスメディアの虚報と公平性について書かれている。ソーシャルメディアの台頭によってネット上でのこ問題点、報道の変化についても書かれている。 |
![]() | 『 ジャーナリズムの可能性 』 原 寿雄 2009 岩波書店 ISBN: 978-4-00-431170-6 070.4 報道の自律、自主規制、主体性について記載されており、同時に個々が行うSNSでの発信についても同様な点が問われる内容となっている。 |
![]() | 『他者の苦痛へのまなざし 』 スーザン・ソンタグ 2003 みすず書房 ISBN: 4-622-07047-2 070.17ソ 他の教員が国語で取り上げた図書。写真という視覚的な媒体をを取り上げている。他の教員の使用した図書を違う単元でも取り上げ、資料の多面的な活用を行う。 |
参考資料(含HP) | |
参考資料リンク | http:// |
ブックリスト | ポスト真実時代のジャーナリズム(.xlsx).xlsx |
キーワード1 | 情報リテラシー |
キーワード2 | 新聞活用 |
キーワード3 | NIE |
授業計画・指導案等 | 「ポスト真実時代のジャーナリズム」4時間目.pdf |
児童・生徒の作品 | http:// |
授業者 | 塚越 美友 |
授業者コメント | 本来は学校図書館で授業を行う予定だったが、台風による臨時休校のため、オンラインで行った。そのため、実際に新聞を使って、自分とは考えが異なる異質な記事を探す活動はできなかった。しかし、生徒たちはネットから様々と記事を探すことができ、遜色なく活動を行うことができた。国葬を行うことに対する国民の反応の違いを表した記事や、米の消費量は減少しているにもかかわらずパックのご飯は売り上げを伸ばしているデータを示した記事、園児バスで女児が死亡した原因は事故予防を検討する機会がなかったと意見する記事など、いろいろな記事が出てきて興味深いものばかりだった。そのような記事を読んで、共感している生徒もいれば、共感できないと主張している生徒もいた。この活動を通して、自分とは考えが異なる意見に触れることができ、新たな考え方を身に付けられていた。やはり、記事を探すのに個人差が大きく出てしまった。そこで、早くできた生徒には他の記事も探すよう指示し、遅い生徒には記事例から探すよう指示して、授業時間を有効に使えるように工夫した。 |
司書・司書教諭コメント | 先日の学習会「誰が国語力を殺すのか」でも若年層の読む力の劣化が問題視されていた。情報を集めるツールが変われば情報を理解する能力も変化する。実習生と話し合った結果、社会全体の情報を伝達する、洗練された技術や形式を持った新聞紙面という媒体のみを活用するという手法を取る予定であった。台風のため急遽オンラインでの授業となったのは非常に残念ではあったが、コロナ以降オンライン授業での問題点も指摘される中において、このような形で情報リテラシーを高める国語授業を行なった事は、今後のオンライン対応の際に意味のあることだとも思った。 新聞を購読していない、紙媒体で読んでいない高校生に新聞活用を通して情報を多面的に幅広く受け入れる授業を今後の国語で取り入れる事も視野に入れて蔵書構成等を考えていく。 |
情報提供校 | 東京学芸大学附属高等学校 |
事例作成日 | 2022/09/22 |
事例作成者氏名 | 岡田和美 |
記入者:岡田(主担)